イベント
開催終了
開催日時
2022年1月4日(火)~7月10日(日)
9:30~17:00(最終入館は16:30まで)
※休館日:月曜日(1/10、3/21を除く)
※会期が7/18までから7/10までに変更になりました
概要
中村善策の風景画は、起伏に富んだ小樽の地形からくみ取ったダイナミックな動きのある構図、華麗な色彩、スケール感に魅力があります。明るく伸びやかな風景画は、この地の人々に誇りと喜びを与え、画家を志す多くの若者に影響を与えました。小樽の後輩画家の多くは、中村善策の後を追うように一水会展、日展へと出品を重ねていきます。
堀 忠夫は、北海道学芸大学で美術を専攻し、卒業後美術教師を務めながら絵を描き、その初期から活躍が目覚ましく、1968年道展「道立美術館長賞」、69年「協会賞」を連続受賞しています。1970年代に入ると、海外取材に目を向けると同時に、その画風が中村善策所属の一水会展に向いていると勧められ、1978年「トレドの土産屋」で第40回一水会展「有島奨励賞」を射止め、翌年一水会会員に推挙されました。ちょうどこの年、市立小樽美術館が開館し、堀は「市展」や「小樽美術協会展」で小樽美術界の重要な役割を担うこととなります。
その後、海外の歴史的遺産に心を奪われ、ギリシャをはじめヨーロッパ、南北アメリカ、中国などの文化遺産の連作に移ります。最晩年はイタリアやエジプトの重厚な寺院や城址を題材に、緻密描写による確かなリアリティをもった絵画に完成させました。
本展は、風景画家中村善策の一水会の系譜に連なる、多彩な人脈を紹介する第2弾です。エキゾチックな異国情緒に魅かれ、遥かな時空を超えて、現代に息づく歴史的な遺産をテーマとした堀 忠夫の“旅で見た風景”を中心に展覧いたします。
※イベントの開催状況につきましては、主催者様の公式サイトを必ずご確認ください。
料金
※観覧料は同時開催の特別展等により変動します
詳しくはチラシをご覧ください。
会場
市立小樽美術館 1階 中村善策記念ホール
主催者
市立小樽美術館