北海道大学オープンエデュケーションセンター（OEC）は2014年に、全学的な統制の下、オープン教育資源（OER）を活用した教育・学習支援を行うとともに、道内国立大学の教養教育連携実施事業（2022年度に完了）とも連携し、OERに関する研究開発を推進する目的で設置されました。OECはオープンコースウェア（OCW）やe-learningの取組を継承しつつ、本学の教育・学習に用いるデジタル教材の開発や教育情報システムの充実および利用促進、2020年のコロナ禍以降は先進的なハイブリッド型学習の開発と普及に継続的に取り組んで来ました。本フォーラムでは、OECの10年間の活動を振り返ることで、OECが本学の教育改善、ひいては国内外におけるオープンエデュケーションの普及にどのように貢献してきたのかを、講演および展示を通じて紹介します。

また、本フォーラムでは国内におけるICT活用教育および教育イノベーションの先進的事例に関する基調講演として、早稲田大学・森田裕介教授ならびに立命館大学・三宅雅人教授をお招きし、両校におけるICTを活用した先進的な教育改革の事例をご紹介いただきます。加えてOEC関係者を交えたパネルディスカッションにて、基調講演で示された課題や展望をもとに、未来の高等教育や学習空間のあり方について議論します。

本フォーラムでは基調講演とシンポジウムに加え、OECスタッフよりOECの教育改善に関わる業務と事例を紹介する展示会を開催いたします。展示会場に設けたブースにて、教材設計、著作権処理、映像教材の開発等に携わる専門スタッフから業務紹介のほか、映像収録スタジオの見学および相談会を実施いたします。

皆様の参加を心よりお待ちしています。