札幌が舞台の名作も多数!200点以上の原画で迫る「いくえみ綾原画展」の見どころを徹底解説|Domingo

札幌が舞台の名作も多数!200点以上の原画で迫る「いくえみ綾原画展」の見どころを徹底解説

40年以上にわたり札幌を拠点に活動を続けるマンガ家・いくえみ綾さんの、札幌が舞台の作品にフォーカスした原画展がサッポロファクトリーで開催中。長きに渡り少女漫画の世界を牽引してきたいくえみ綾さんですが、展示には札幌の方が思わず親近感を覚える仕掛けもあり、鑑賞後は作品を読みたくなるはず。本展の見どころをご紹介します!

デビュー作から現在連載中の作品まで、約200冊がお出迎え

いくえみ綾展

すすきのが舞台の作品から主人公と作者手書きの挨拶が迎える入口

1979年のデビュー以来第一線を走り続け、現在も三つの連載を抱える人気マンガ家のいくえみ綾さん。『いくえみ綾原画展』はその画業を一覧する形で始まります。

いくえみ綾展

自分が中学生の頃にはまった『彼の手も声も』と久々の再会!懐かしい!

最初の部屋の棚にズラリと並ぶのは、デビュー作から現在連載中のものまで、これまでに出したコミックや文庫、収録雑誌など約200冊。「昔読んでいた」という人も「近年の作品で知った」という人も、どちらにも「これを読んでみたい、読み直したい」ときっと思ってもらえる圧巻の棚は必見です。

札幌を舞台とした作品を取り上げる「札幌で紡がれる物語」

いくえみ綾展

『おやすみカラスまた来てね』より、狸小路や円山公園が登場する場面(画像提供:SamaLit※)

続く原画展示では、いくえみ綾さんの作品世界により深く迫っていきます。札幌が舞台の作品を取り上げる「札幌で紡がれる物語」では、『POPS』『彼の手も声も』『ベイビーブルー』『見つめていたい』『I LOVE HER』『プリンシパル』『G線上のあなたと私』『おやすみカラスまた来てね』などが紹介。

いくえみ綾展

登場人物が話す北海道弁の紹介コーナーも。方言監修はなんと『あさきゆめみし』の大和和紀さん

狸小路やすすきのがさりげなく描かれていたり、札幌地下街ポールタウン入口横に設置されている「HILOSHI」が待ち合わせ場所として登場したり、主人公たちがさっぽろ雪まつりや豊平川花火大会に出かけたり。札幌っ子が思わず親近感を覚える場面がたくさんで、嬉しくなってしまいます。

カラー原画や連載中の作品も網羅。貴重な制作映像は必見

いくえみ綾展

カラー原画は美しい色使いにうっとり(写真提供:SamaLit)

続いて、カラー原画を飾る「いくえみ綾の色鮮やかな世界」と、連載中の作品をピックアップした「現在進行形の物語」。本展は200点以上の原画が展示されているだけあって、かなりのボリューム!絵柄の変遷を楽しめると同時に、いくえみ綾さんの描く登場人物の魅力がしっかりと伝わってきて、「この人たちの物語を読みたいな」という気持ちにさせてくれます。

いくえみ綾展

展覧会メインビジュアルの制作映像は必見!(写真提供:SamaLit)

最後には、本展のメインビジュアルが出来上がるまでの8分弱の制作映像が展示されています。いくえみ綾さんの制作過程が公開されるのは、かなり珍しいのでは?「ここは下書きなしで描いているんだ!」という驚きや、繊細な色の重ね方などに思わず感嘆。これは要チェック!

来場者のメッセージボードに共感!充実のグッズもおすすめ

いくえみ綾展

来場者の愛あふれるメッセージが並ぶメッセージボード(写真提供:SamaLit)

展覧会場を出たところにはメッセージボードが設置されています。「自分の青春時代を思い出しました!」「(登場人物の)〇〇が好きでした!」といった来場者それぞれのいくえみ作品への思いが感じられる言葉が並び、一読者としておおいに共感。これらのメッセージは展覧会終了後にご本人にお渡しするそうなので、ぜひ一言感想を残してみては?

いくえみ綾展

充実のグッズコーナー

そして展覧会の記念にグッズもぜひ!いくえみ綾さんの描き下ろし猫イラストがついた、ピスタチオ菓子専門店「佐藤堂」のフィナンシェやチュイールをはじめ、ここでしか手に入らないものもたくさん。とても貴重なデビュー前の作品を掲載したパンフレットもお買い逃しなく!

※協力:SamaLit 一般社団法人札幌マンガ・図書等活用まちづくり機構(Sapporo Manga and Library Town Development and Utilization Organization)

EVENT いくえみ綾原画展 Our Stories -from Sapporo-

いくえみ綾展

■開催日時:平日:12:00~19:00 / 土曜・日曜・祝休日:11:00~19:00
※入場は閉場の30分前まで
■料金:
・一般:1,700円(1,500円)
・中高生:1,000円(800円)
・小学生以下:無料 ※要保護者同伴
※( )内は前売りとリピーター料金
■会場:サッポロファクトリー 3条館3階特設会場(札幌市中央区北2条東4丁目)
『いくえみ綾原画展 Our Stories -from Sapporo-』の詳細や地図情報はこちら

ライタープロフィール

ライター 松田 仁央

2007年から2010年まで「WG」というフリーペーパーを発行しつつ、2010年からフリーランスのライターとして活動。舞台芸術と美術が特に好きです。2002年頃からギャラリー等で絵画を中心に作品を購入しています。ここでのレポートが、誰かが「自分の一枚」に出会うきっかけになったら嬉しいです。

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