日本で一番早く朝日が見られる場所!本土最東端「納沙布岬」の魅力とは?|Domingo

日本で一番早く朝日が見られる場所!本土最東端「納沙布岬」の魅力とは?

スポット

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根室市

根室半島の先端に位置する納沙布岬は、本土最東端にあたります。「え、日本最東端じゃないの?」と思われるかもしれませんが、実は日本最東端は、太平洋に浮かぶ南鳥島。しかし南鳥島は一般では行くことができないため、わたしたちの来訪できる最東端という意味で、納沙布岬が本土最東端と言われているのです。

そんな納沙布岬の見どころをいろいろまとめてみました!
ぜひ観光の参考にしてみてください。

納沙布岬といえば、納沙布岬灯台の写真を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。「日本の灯台50選」にも選定されている灯台で、1872年、なんと明治時代初期に造られた北海道最古の灯台です。ただし、現在の灯台は1930年に改築されたものなのであしからず。また、他にもアーチ型の巨大シンボルが訪れる人の目を引きます。

(写真提供:根室市観光協会)


横35メートル、高さは13メートルもあるアーチ像の下では「祈りの火」が燃え続けています。実はこの像は「四島(しま)のかけはし」と呼ばれるもので、北方領土の返還を祈念して造られました。

そう、本土最東端の納沙布岬からは、北方領土を確認することができるのです。中でも、最も近い歯舞群島貝殻島まではわずか3.7kmという近さ。初めて訪れた人は、貝殻島に建てられた灯台を目視できることに驚くかもしれません。
また、本土最東端ということは、日本で一番早く朝日が見える場所だということ。そのため、毎年元旦には根室観光協会が「納沙布岬初日詣」というイベントを開催しています。緯度の関係上、国内で最も早い初日の出というわけではないのですが、少なくとも北海道内では最も早い初日の出。花咲ガニのてっぽう汁が販売されるなど、なかなか盛り上がるようですよ。

(写真提供:根室市観光協会)


他にも、北方領土の資料を展示する「望郷の家」や「希望の鐘」というモニュメントがあったり、海に目を向ければラッコやアザラシが出没したりと、見どころいっぱいの納沙布岬。何より最果ての地に降り立った時、格別な感慨を覚えるのではないでしょうか。そんな唯一無二の感覚を味わうためにも、道東を旅した際には、ぜひ納沙布岬まで足を運んでみてください。

<取材協力・サムネイル写真提供>
根室市観光協会
所在地:北海道根室市光和町2丁目10番地 観光インフォメーションセンター
電話:0153-24-3104
公式サイト:https://www.nemuro-kankou.com

ライタープロフィール

北海道観光カメライター ぶちねこ

北海道の観光スポットや観光施設につながりをたくさん持ってる「ぶちねこ」です。北海道に住んでいると当たり前に思っているものでも、素晴らしい資源がたくさんあります。そんな素敵な北海道の魅力を発信していきます。

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