常設展示室では、アジア諸国の風景画を中心に、西村画伯の画業70年を紹介する展覧会｢花鳥風月｣を開催中です。
展示室を5つに区切り、それぞれの部屋で渡仏前、パリ前期、中期、後期、1980年代以降の作品を展示。筆遣いや色彩から、画風の移り変わりを感じることができます。特に渡仏後の画風は、学生時代の堅実な写実表現からは想像できない程の変貌を遂げています。
船旅で訪れたアジアの寄港地や故郷・日本の風景、美しい季節の花々が描かれた作品65点でたどる画業の軌跡。その全貌を、この機会にぜひご覧ください。

◆春から夏の展覧会「花鳥風月」
世界中を旅し描いた西村計雄は晩年、「旅は仕事のようなもの」といいました。
本展では数ある旅先の中から、アジア諸国の風景や花々が描かれた作品を中心に、西村計雄の画業の変遷を紹介します。
明朗な色彩で描かれた作品に囲まれながら、心穏やかなひとときをお過ごしいただければ幸いです。

◆特別展示室で同時開催
おやこで楽しむ展覧会 「いきもの図鑑」
西村計雄と山岸正巳による「いきもの」が描かれた作品を中心に紹介する鑑賞入門展。
犬や猫などの身近なものから特別天然記念物まで、"油彩画で描かれた生物図鑑"を読み解くように、親子でお話しながらご覧頂ければ幸いです。