スポット
数度に渡る有珠山噴火にも耐え当時の歴史を今に伝える蝦夷三官寺
正式名称は浄土宗大臼山道場院善光寺といいます。826年、比叡山天台宗の僧侶・円仁(慈覚大師)が有珠山頂に現れた阿弥陀如来を木像に刻み、小堂を作り安置したのが開基とされます。1613年には、松前藩主・松前慶広が荒廃していた如来堂を再興し、ウス善光寺如来堂として建立しました。1804年には江戸幕府によって、様似町等澍院・厚岸町国泰寺とともに蝦夷三官寺とされました。
度重なる有珠山噴火により被害を受けてきましたが、修復されて往時のままの趣を残しています。1974年には境内一帯が国の史跡に指定されています。また、寺に伝わる数々の宝物は「蝦夷三官寺善光寺関連資料」として重要文化財に指定され、宝物館で保管展示されています。
有珠善光寺は日本三景の松島にも例えられる風光明媚な有珠湾に面し、境内には桜やアジサイ、イチョウなど四季を彩るさまざまな木々や草花が植えられていることから伊達市の花の名所としても有名です。境内には樹齢200年を超える桜の巨木が何本もあり、その中でも有名なのが巨石を割りながら成長した石割桜です。敷地の一番奥ばったところにひっそりと立つこの桜は現在も春には花をつけます。
このほかにもしだれ桜の巨木やヤエ桜が多く植樹されており桜の名所としても有珠善光寺は有名です。花見のシーズンには境内には観光バスにて各地よりの観光客でにぎわいます。アジサイの名所としても知られ春夏秋それぞれの花や木も多く存在し四季を通して自然の息吹の感じられる花所でもあります。
営業時間
善光寺宝物館:9:00~17:00
料金
・拝観:無料
・宝物館:大人 500円 / 高校生以下 400円(要予約)
駐車場
あり(無料)
※バスは、有料
所在地
伊達市有珠町124 有珠善光寺
・JR有珠駅から徒歩で約25分
・JR洞爺駅から車で約10分
・道央自動車道伊達IC又は虻田洞爺ICから車で約20分
・道南バス「善光寺入口」で下車後、徒歩で約5分
お問い合わせ
大臼山道場院 善光寺
0142382007
※掲載情報は2024年3月時点のものです。
※掲載情報はその後変更となる場合がございますので、詳細は公式サイトなどをご確認ください。