北海道大学文学部書香の森企画展示「記憶を刻むたばこパッケージ-金鵄と鳩がみつめた世界-」(札幌市)| Domingo -ドミンゴ-

北海道大学文学部書香の森企画展示「記憶を刻むたばこパッケージ-金鵄と鳩がみつめた世界-」

開催日時

2025年9月5日(金)~12月26日(金)

一般の方は平日9:00~17:00に自由にご覧いただけます。

北海道大学大学院文学研究院では、久井貴世准教授と博物館学研究室の学生が企画・制作した企画展示「記憶を刻むたばこパッケージ―金鵄と鳩がみつめた世界―」を開催しています。久井准教授のコレクションを主な素材として、歴史・文化的な観点からたばこパッケージを紹介します。

本展では、主に明治~昭和戦前期頃までのたばこのパッケージに着目し、特に明治末期以降のものは実物のたばこパッケージを展示しながら、意匠の変遷や戦争との関わり、意匠としての動植物の象徴性、たばこをめぐる記憶や思い出について考えます。
例えば、日本一の長寿銘柄として近年まで販売されていた〈ゴールデンバット〉は、戦時体制下の敵性言語排斥の影響で〈金鵄〉へと改名を強いられます。「金鵄」とは『日本書紀』で神武天皇の東征を助けた黄金のトビであり、戦争勝利の象徴として意匠に採用されました。戦後は再び〈ゴールデンバット〉の名前を取り戻し、人々はこれにより戦争が終わったことを実感したといいます。
このように当時のたばこパッケージにはそれぞれ物語があり、特に戦争とのつながりは、戦後80年を迎えた本年に改めて考えるに相応しい内容であると考えています。

普段はなかなか意識しない、知る機会がないたばこパッケージの文化史について、たばこを吸う人も吸わない人も、好きな人も嫌いな人も、いつもとは違ったまなざしでたばこをみつめ直してみませんか?

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料金

無料

会場

北海道大学文学部「書香の森」展示スペース(1階玄関ホール横)

お問い合わせ

久井貴世(北海道大学大学院文学研究院)

メール

0117064036

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