北海道の中でも人気スポットの旭川や富良野をおトクに満喫する「旭川・富良野・美瑛ぐるっと旅」！公共交通機関を賢く使って動物園も絶景もグルメもぜ～んぶ楽しめる、旭川出発＆旭川着の2泊3日モデルルートをご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

旅のスタートは旭川から。まずは「かみくるパス」の専用アプリをダウンロードしましょう。アプリからパスを購入すれば、上川管内を走る路線バスが乗り放題になります。今回は2泊3日の旅程なので「かみくるパス3日乗車券」を購入します。

2022年12月31日までに購入すれば「ぐるっと北海道」キャンペーンの割引が適用され、通常税込5,000円のところが税込3,500円に！なお、キャンペーン中に購入したパスの利用期間は2023年1月31日までなので、ご注意を。

旭川の人気観光スポットと言えば、やっぱり旭山動物園！ 愛らしい動物たちに会いに行きましょう。旭川駅停留所から、旭川電気軌道のバスに乗車します。ここでさっそくかみくるパスを利用。スマホひとつで乗り降りできるので、キャッシュレスでとっても便利！

【旭川電気軌道「旭川駅停留所」からバスで約39分 「旭山動物園停留所」着】

行動展示をいち早く取り入れて、日本全国から注目の的となった旭山動物園。2022年になってからも、ホッキョクグマの赤ちゃんが公開されたり、エゾヒグマ館がオープンしたり、何かと話題に事欠きません。

動物たち本来の能力が生き生きと発揮される行動展示は、驚きの連続！あっという間に時間が過ぎていきます。というわけで、せっかくだからお昼ごはんも動物園内で食べてしまいましょう。

旭山動物園くらぶの動物園くらぶ正門売店で、北海道らしくエゾ鹿肉を使ったエゾ鹿ジンギスカン丼！

動物たちとお別れして、再び旭川電気軌道のバスに乗ってJR旭川駅へと向かいます。かみくるパスの提示をお忘れなく。

【旭川電気軌道「旭山動物園停留所」からバスで約40分 「旭川駅停留所」着】

JR旭川駅前から8条通まで続く旭川平和通買物公園を散策。旭川市民からは「買物公園」と呼ばれているこの通りは、全国初の恒久的な歩行者天国。約1kmにわたってさまざまな店が軒を連ねています。2022年の今年は、なんと50周年を迎えたそうですよ。

買い物や散策を楽しんだら、JR旭川駅前から今度は道北バスに乗って美瑛町へ。道北バスでももちろん、かみくるパスが利用できますよ。

【道北バス「旭川駅前停留所」からバスで約1時間17分 「白金温泉停留所」着】

白金温泉停留所で道北バスを降り、歩くこと約3分。白ひげの滝に到着します。岩を伝って何本もの線を描きながら流れ落ちる滝は、日本では非常に珍しい「潜流爆（せんりゅうばく）」と呼ばれるもの。滝が流れ込むコバルトブルーの美瑛川と共に、なんとも幻想的な風景を生み出しています。

白ひげの滝でマイナスイオンパワーをたっぷりもらったら、今日は近くの白金温泉郷で宿泊！宿のおいしい料理と温泉で、旅の初日を贅沢に締めくくりましょう。

旅の2日目もかみくるパスを利用して、たっぷり観光しましょう！ 白金温泉停留所から道北バスに乗って、美瑛で有名なあの池を見にいきますよ。

【道北バス「白金温泉停留所」からバスで約2分 「白金青い池入口停留所」着】

もうお分かりですね。白金青い池、通称「青い池」です。美しいブルーの水面から枯れたカラマツが何本も立ち、不思議と神秘的な光景をつくり出しています。季節や天候によって青い色は微妙に変化するようで、訪れた時はどんな色だったのか、たくさん写真に残しておきたいところですね。

朝から美しい自然に目が喜んだところで、道の駅びえい「白金ビルケ」へと歩いて向かいます。道中にあるビルケの森も美しく、季節ごとの景観で楽しませてくれます。

【青い池から徒歩で約30分　道の駅びえい「白金ビルケ」着】

森を背景に建つ三角屋根が、まるで絵本の世界に迷い込んだような感覚になる白金ビルケ。2018年にリニューアルオープンした新しい道の駅で、中に入ると洗練されたオシャレな空間が広がっています。

ここでおすすめなのが「美瑛サイダー」。この鮮やかなブルーは、まさに青い池をイメージして作られたもの。その場で味わっても良し、お土産に買って帰っても良し。売り上げの一部は景観保全のために美瑛町に寄付されるらしいですよ。

ソフトクリームを食べたら、さらに食欲を刺激されちゃうかもしれません。お昼ごはんを食べに、白金ビルケを後にしましょう。道の駅白金ビルケ停留所から道北バスに乗ります。かみくるパスが、ここでも活躍！

【道北バス「道の駅白金ビルケ停留所」からバスで約27分 「美瑛駅前停留所」着】

美瑛発のB級グルメに「美瑛カレーうどん」というものがあるのをご存じですか？美瑛産の小麦や豚肉や野菜を使用した、むしろA級と呼ぶに相応しい、地元の愛されメニューです。今回お邪魔するのは「駅の見えるレストラン KOERU」。

JR美瑛駅の駅裏にあって、徒歩5分とアクセスがいいのもうれしいですね。ランチメニューには美瑛カレーうどん（焼き麺）や元祖カレーうどんピザなどといった変わり種もありますが、おすすめしたいのは「美瑛カレーうどん（つけ麺）」。

徹底的に地元の食材にこだわり、豊富なメニューはすべて手づくり。つけ麺タイプの美瑛カレーうどんにも野菜がふんだんに使われている他、サラダとびえい牛乳も付いてくるので、とってもヘルシー！これで税込920円なんて、目にも楽しくお財布にもうれしい、素敵すぎるランチです。

【ふらのバス「美瑛駅停留所」から快速ラベンダー号で約12分 「深山峠停留所」着】

お腹が満たされたところで、次の目的地へ向かいます。美瑛駅停留所から乗車するのはふらのバス快速ラベンダー号、もちろんこのバスでもかみくるパスは使えますよ。

深山峠停留所からすぐの場所にある、トリックアート美術館へ。トリックアート美術館は深山峠アートパークの中にあります。白い観覧車が目印！

ちなみに深山峠アートパークでは、10月限定で「いこいこキャンペーン2022」を開催中で、美術館、観覧車、チーズタルトをセットで誰でも税込1,000円で楽しめちゃいます。通常この3つを合わせた価格は、大人1,750円、中高生1,450円、小人1,150円（すべて税込）とかなりおトクです！

まずはトリックアート美術館で、自分自身もアートの一部になったようなオモシロ写真をたくさん撮りましょう。トリックアートは触ってもいいので、アートに興味がある人もない人も、みんな自由に同じように楽しめるのがいいところ！

美術館の後は、地上50mから上富良野を一望できる観覧車「十勝岳アートビュー」に乗り込みます。眼下に広がる十勝岳連峰の壮大な眺めは、まさにこれもひとつのアート。自然の織り成す優美さに酔いしれてください。

そしてお待ちかね、おやつにはチーズタルト。こんなに遊んで感動して味わって1,000円なんて、ウソみたいですね。

【ふらのバス「深山峠停留所」から快速ラベンダー号で約52分 「新富良野プリンスホテル停留所」着】

深山峠停留所からふらのバス快速ラベンダー号に乗って、2日目の宿泊施設へと向かいます。かみくるパスを提示して降りるのは、新富良野プリンスホテル停留所です。

新富良野プリンスホテルにチェックインしてひと息ついたら、ホテル敷地内の森の中にある「ニングルテラス」へ出かけてみましょう。

ニングルテラスは、15棟のログハウスが連なるロマンチック・ショッピングエリア。それぞれに個性的なクラフト作品が展示・販売されています。

1棟1棟を覗いて散策していると、なんだか作家さんの工房にお邪魔している気分になります。お気に入りが見つかるといいですね。

ふらの割プラスは、富良野に泊まると宿泊割引とクーポンがもらえるというもの。宿泊対象期間は2022年11月30日までで、クーポン利用期間は2022年12月1日までです。ホテルによって割引方法などが異なりますが、新富良野プリンスホテルでは宿泊料金が1泊1名2,000円割引になり、さらに富良野で飲食・タクシー・体験に利用可能なクーポンが1泊1名2,000円分もらえます。クーポンは翌日、最終日に利用しましょう。

いよいよ旅も最終日。ホテルの朝食ビュッフェを堪能したらチェックアウト。タクシーで富良野チーズ工房へと向かいます。

【新富良野プリンスホテルからタクシーで約8分 富良野チーズ工房着】

富良野チーズ工房は、広い敷地内にいくつかの建物が点在しています。その中のひとつ、手作り体験工房にて、バター作り体験（税込900円）とチーズ作り体験（税込1,000円）に挑戦しましょう。人数に限りがあるので、事前に予約しておいた方が良さそうです。

ふらの割プラスでもらったクーポンは1,000円単位で使えてお釣りが出ないので、チーズ作り体験の支払いに利用するのが賢いかも！ もちろんここに来るまでのタクシー料金で使うこともできますが、富良野タクシーか中央ハイヤーのみ利用可能なのでご注意を。

2つの体験を終えると、時間はちょうどお昼時。ピッツァ工房へと移動して、ランチもここで済ませちゃいましょう。

本場イタリアはナポリで修業した職人による、本格的なナポリピッツァが味わえます。チーズはもちろん、ここチーズ工房のオリジナルモッツァレラチーズ！ その他の食材も地元富良野産にこだわっていて、おいしくないわけがありません。残っていたふらの割プラスのクーポン1,000円分をここで使えば、おトク気分も増しそうです。

さて、ここから再びタクシー移動なのですが、タクシーが拾える場所ではないので呼ぶか、もしくは着いた際にあらかじめ時間指定しておいて迎えに来てもらいましょう。

【富良野チーズ工房からタクシーで約11分 ふらのワイン工場着】

チーズと来れば、やはりお次はワイン。ふらのワイン工場を訪れます。恵まれた風土と恵まれた気候、そして富良野の人々の手によって、大切に育まれるふらのワイン。ここではワイン工場を見学し、樽熟成、タンク熟成の様子や、瓶詰め作業の工程などを見ることができます。もちろん、ワインの試飲もできますよ。

売店で好みのワインをチョイスして、ワイン工場を後にします。こちらもタクシーが拾える場所ではないので呼ぶか、あらかじめ時間指定して迎えに来てもらいます。

【ふらのワイン工場からタクシーで約7分 フラノマルシェ着】

最後に向かうのはフラノマルシェ。富良野の味覚がギュッと詰まったフラノマルシェは、おいしそうなものが満載で目移り必至！お土産に最適なものも多いので、ぜひショッピングを楽しんでくださいね。

ショッピングに疲れたら、ついつい欲してしまうのは甘いものですよね。フラノマルシェにある「ばすすとっぷ」というソフトクリーム店で、疲れを吹き飛ばしてくれるおやつを食べましょう。

おすすめは「まぜアイス」！ふらの牛乳ソフトクリームに、地元の食材で作ったジャムや果実を混ぜた、ここでしか食べられないアイスです。さぁ、そろそろ旅も終わろうとしています。スイーツを食べながら、なぜかほろ苦い気分になっちゃいそう。

【フラノマルシェから徒歩で3分　本通5丁目停留所着】

買い忘れたものはないか確認できたら、フラノマルシェを後にします。歩いて3分の距離に、本通5丁目停留所があるので、そこからふらのバス快速ラベンダー号に乗車。

【ふらのバス「本通5丁目停留所」から快速ラベンダー号で約1時間45分 「旭川駅前停留所」着】

旭川駅前停留所でバスを降りる時が、この旅でお世話になったかみくるパス最後の出番です。バスに乗れば乗るほどおトクになるかみくるパス、かなり活躍してくれました。さぁ、JR旭川駅から帰路につきましょう。

北海道屈指の人気観光エリア「旭川・富良野・美瑛ぐるっと旅」、いかがでしたか？写真映えするスポットやグルメも満載なので、おすすめのモデルルートですよ！