札幌市内20以上の会場で行われる複合型フェスティバル「NoMaps2023」が、2023年9月13日（水）～17日（日）に開催されます。テック・エンタメ・クリエイティブに関する様々なイベントが同時に開催されるNoMaps。その見どころや参加方法をわかりやすくお知らせします！

NoMapsは、2016年から毎年札幌で開催されている複合型フェスティバル。札幌市内の様々な場所で、トークやライブ、展示などが行われます。未来に向けた新しいアイデアやクリエイティブなどが一同に会することから、有名なゲストを招いたトークをはじめ、最新の技術やアイデアが盛り込まれた発表や展示が行われることが大きな特徴です。

NoMaps2023は9月13日（水）～17日（日）の5日間開催。大通公園の食にまつわるイベントの「さっぽろオータムフェスト」と同時期に開催されることから、心地よい秋の札幌の街を回遊しながら楽しむことができます。

NoMaps2023 会場マップ

NoMaps2023で行われる内容は、大きく6つに分類されます。

各会場は無料で入れるエリアも多く、一部有料のエリアもあります。有料エリアを含めて満喫するなら、NoMapsパスポートの購入がオススメです。

NoMapsパスポートは大きく2種類、NoMapsカンファレンスとして実施されるメインホールや有料会場の全てに自由に出入りできる「CONFERENCE PASSPORT（カンファレンスパスポート）」と、CONFERENCE PASSPORT＋期間中に開催される交流プログラム「NoMaps Meeeeeeeet!!」に全て参加することができる「PLATINUM PASSPORT（プラチナムパスポート）」があります。

その他、全てのカンファレンスに無料で参加できる「学生パスポート」や、有料会場へ個別に入場できるチケットもあります。みなさんの参加方法に合わせたパスポート、チケットでお楽しみください。

Conference（カンファレンス・会議）は、生成系AIといった最新の話題から、社会課題解決、海外ビジネス、教育の未来など、未来の社会を捉えるヒントが見つかり、かつ「ゲストと会える」トークカンファレンスが行われます。カンファレンスの中のジャンルとしては、ビジネス系のセッション中心の「BIZ（ビズ）」や、社会課題解決の話題が中心の「SOCIAL（ソーシャル）」など、様々なカテゴリーに分かれます。

2日間に渡り5セッションが行われるメイン会場：MAIN HALL

カンファレンスのメイン会場となるのが「MAIN HALL」。9月14日（木）と15日（金）の2日間、札幌駅から地下直結、アスティ45の4F「アスティホール」で行われます。カンファレンスの全体テーマ「人間の逆襲」を元にした、2日間合わせて5本のセッションが行われます。こちらの会場はNoMapsパスポートが必要なエリアです。

ビジネス系のセッションが中心：BIZ

BIZは、生成系AIやリスキリングなど、今知っておくべきトレンドやテクノロジーについてのセッションを実施。9月14日（木）と15日（金）の2日間、会場は札幌駅前通り沿いに2023年新しく完成した「D-LIFEPLACE」の地下1Fにある「D-LIFEPARK」（チカホ直結）で開催されます。こちらの会場は入場無料のエリアです。

社会課題を解決するテーマが多数：SOCIAL

SOCIALは、社会課題の解決を行うトップランナーの方々を招いたセッションを実施。9月14日（木）と15日（金）の2日間、札幌文化芸術交流センターSCARTSの1F「SCARTSコート」と、2F「SCARTSスタジオ」で実施。NoMapsパスポート、もしくは個別チケットが必要なエリアですが、1F「SCARTSモール」では、様々な社会課題に関連したお店が集まる「NoMaps SOCIALマルシェ」が入場無料で開催されます。

教育の未来について考える：EDU

EDUは、教員の方をはじめとした様々な立場の方が集まり、これからの教育についてのセッションを実施。9月16日（土）と17日（日）の2日間、札幌文化芸術交流センターSCARTSの1F「SCARTSコート」と、2F「SCARTSスタジオ」で実施。ご参加にはNoMapsパスポート、もしくは個別チケットが必要です。

最先端の宇宙ビジネスの今：SPACE

宇宙ビジネスに関するセッション「北海道Likers presents 宇宙カンファレンス@NoMap」が、9月13日（水）に札幌文化芸術交流センターSCARTSの1F「SCARTSコート」で開催されます。北海道大樹町を拠点とするインターステラテクノロジズ代表取締役の稲川貴大さんをはじめ、ファウンダーの堀江貴文さんなど、宇宙に関するゲストが一堂に会します。こちらは入場無料です。

未来を担う学生たちが集まる：STUDENTS

STUDENTSは、ITエンジニアを目指す学生や、ITエンジニアとしてスタートを切った世代に向けた交流イベント「MIKAN TECH MEETUP 2023」を開催。9月17日（日）12:30から、札幌西11丁目にあるシェアオフィス「BYYARD」で行われます。参加は無料です。

WEB3の現在地とは：WEB3

昨今ビジネスの世界を中心に聞かれるようになった「Web3」というワード。そんなWeb3の世界で活躍しているゲストが札幌に集結し、地方創生の今後など様々なテーマについて語り合います。9月16日（土）にシェアオフィス「BYYARD」で開催。ご参加にはNoMapsパスポート、もしくは個別チケットが必要です。

北海道大学のキャンパスで開催：NoMaps in 北大

NoMapsが北海道大学とコラボレーションをし、北大を深掘りするトークセッションなどを開催。9月16日（土）・17日（日）の2日間、北海道大学キャンパスの中にある北海道大学工学部建築都市スタジオ棟・オープンラボなどで開催されます。入場は無料です。

U35世代が考える今と未来：U35

“札幌に関するU35世代が集い、繋がりが生まれるプラットフォーム”「U35-SAPPORO」が実施するU35のセッションでは、さまざまなジャンルで活動するU35世代が集い、予定調和一切抜きのトークセッションを実施します。9月16日（土）にBIZと同じ「D-LIFEPARK」で開催。入場無料です。

Exhibitionは、札幌中心部の地下歩行空間チカホを中心に、様々なテーマの展示が行われます。タレントのバービーさんも登場するこころとからだの健康がテーマの「Wellness」をはじめ、“誰もが当たり前にファッションを楽しめる日常”をテーマに試着や写真撮影会もできる「Super Welfare Fashion Expo」などの展示が行われます。

9月16日はタレントのバービーさんも登場：Wellness

Wellnessでは、睡眠や入浴、食事、美容など、私たちの生活とつながる「こころとからだの健康」のヒントを集めた展示の他、タレントのバービーさんなどが登場するトークショーが行われます。開催期間は9月15日（金）～17日（日）の3日間。会場は札幌中心部の地下歩行空間チカホ。無料でご参加いただけます。

誰もが自由なファッションを：Super Welfare Fashion Expo

障がい者をはじめとするマイノリティや福祉そのものに対する“心のバリア”を取り除こうと、東京・渋谷で開催され累計30万人が来場した「超福祉展」。そのスピンオフイベントが今回開催される「Super Welfare Fashion Expo」です。

アーティストやデザイナー、学生たちが共に創る既成概念にとらわれない義足カバーや、身体障がい者や高齢者、介護の必要な方たちのリクエストと目線で作られたファッションブランドの展示など、思わず「かっこいい！」「かわいい！」と、心奪われるアイテムが集結。展示は9月14日（木）～17日（日）、チカホ直結のD-LIFEPARKで開催されます。週末の9月17日（日）にはトークイベントもあり、いずれも入場無料です。

地下通路と最先端アートのコラボ：ARアートストリート

世界有数の積雪量を誇る札幌中心部に張り巡らされた地下通路の新たな利活用方策として、AR技術を活用した3Dアート（ARアート）の展覧会を展開。先端技術とアートのコラボレーションによるARアートを気軽に楽しめる空間を創出します。9月13日（火）～19日（火）まで、チカホから西に繋がっている北1条地下歩道で開催。入場無料です。

Movieとして、札幌芸術の森で「あしたのしあたあ」が開催。携帯ラジオで聞く新しい映画体験に加えて、仮装や怪談、アート体験などさまざまな試みが行われます。音楽イベントはNoMaps2023の期間中、札幌各所で開催されるのでSNSを要チェック！

芸術の森が恐怖につつまれる：あしたのげいもり

あしたのげいもりは、コロナ禍にドライブインシアター形式での映画上映を行ってきた「あしたのしあたあ」が企画する野外イベント。参加者には携帯ラジオが渡され、映像や光の演出が散りばめられた静かな森の中で、参加者が思い思いにイヤホンで作品を楽しむことができます。

今年は「おばけ」をテーマに、子どもから大人まで楽しめるコンテンツが目白押し。上映される映画は『ゴーストバスターズ アフターライフ』と、札幌国際短編映画祭が推薦するショートホラープログラム『女神の継承』。お昼には人気絵本「おばけのマ～ル」と野外美術館を楽しむアートツアーも開催されます。開催は9月30日（土）と、NoMaps2023の会期中ではないのでご注意を。

NoMapsの中では様々なジャンルのイベントも開催されますが、昨年好評だった中島公園で行われるランタンフェスティバルと、札幌中心部で行われるスノーボードのイベント「SNOW SMASH」をご紹介します。

札幌の夜空がランタンで幻想的に：さっぽろランタンフェス2023

さっぽろランタンフェス2023は、参加者の願いや想いをランタンに乗せて、札幌の夜空に一斉に打ち上げる催し。会場にはキッチンカーが登場する他、ドローンサッカーといった試みも行われます。

昨年2022年に開催されて好評だったこちらのイベントは、今年は9月16日（土）に開催。残念ながらランタンを打ち上げるには事前のランタン購入が必要で、こちらは既に完売。打ち上げは18:45から行われ、観覧は無料です。日中は食やドローンサッカーのイベントも開催されます。

9月の札幌でスノーボード！？：SNOW SMASH

9月の札幌大通でスノーボード！？と驚くかもしれません。「SNOW SMASH」と題して行われるこのイベント、スノーボードコンテスト「SNOW SMASH Session」に、日本を代表するトップライダー達が大集合！2022年の冬季北京オリンピックに出場した濱田海人の他、渡部陸斗、小川凌稀、大友寛介など、ライダーたちが圧巻のライディングテクニックでバトルを行います。

スノーボードコンテストの他にも音楽ライブが開催され、なかにしりく、栞寧などが出演。また、「楽しいから始まる社会貢献」をテーマに、献血会場が設けられたり、骨髄ドナー登録を学べるブースなども設置されます。

その日のゲストや参加者が集い、札幌の夜を舞台に新たなつながりを生む場が「ミートアップ」。今年は7月に開業したばかりの都市型水族館「AOAO SAPPORO」とのコラボイベントとしても開催されます。

出会いが生む新たな化学反応：NoMaps Meeeeeeeet!!

主なカンファレンスなどが開催される9月14日（木）と15日（金）は、18:30から開催されるミートアップに多くのゲストが参加します。もちろん一般の方でも参加が可能。14日にはミュージシャンのマーティ・フリードマンなどの出演も告知されています。参加にはNoMapsパスポート、もしくは個別入場チケットが必要ですが、カンファレンスパスポートはいずれか1日、プラチナパスポートは両日参加が可能ですのでお気をつけください。

都市型水族館とNoMapsのコラボ：いきものたちが集う夜

9月16日（土）は、都市型水族館「AOAO SAPPORO」の幻想的な空間の中でミートアップイベントが開催。ミュージシャン爽（さわ）さんによるアコースティックライブをはじめ、札幌出身の音楽プロデューサー蔦谷好位置さんらを招いたトークイベント「音楽シーンの現在地、そしてこれから」も開催されます。NoMapsパスポートをお持ちの方は入場可能で、一般の方も通常のAOAO SAPPORO入場券で参加可能です。会場での飲食費は別途となりますので、お気をつけください。

札幌の夜は終わらない！：NoMaps2023 After Meetupなど

NoMapsは夜の交流プログラムが充実！9月14日（木）20:00からは「NoMaps2023 After Meetup」が開催される他、BIZのセッションに登壇する株式会社ジョイゾーの四宮琴絵さんによる「スナック琴絵」、2018年の平昌五輪女子スノーボードハーフパイプで6位に入賞した松本遥奈さんの「スナックはるな」などが開催されます。

Experimentでは、実際に触れて、交流して、実験できるスペースを創出。日常と社会変革に向けた未来を気軽に体験できます。

テレプレゼンスシステム「窓」を用いた札幌・釧路の遠隔交流実証実験

札幌と釧路が空間を越えてテクノロジーでつながる！札幌で行われるミートアップ「NoMaps Meeeeeeeet!!」と、釧路フィッシャーマンズワーフの中にある港町ベース946BANYAで開催される「ごちゃ混ぜナイト！」をつなぎ、空間の制約を越えた交流が行われます。札幌では、9月15日（金）のNoMaps Meeeeeeeet!!の中で参加することができます。

NoMaps2023の会期中は、ここで挙げたイベントの他にも、たくさんのイベント・コンテンツが札幌の至るところに出現します。参加すると分かる、新しい「なにか」に出会える5日間をぜひお楽しみください！

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