Domingo編集部
北海道の「旭川市旭山動物園(旭山動物園)」は、旭川はもちろん美瑛や富良野などを旅行する際にぜひ訪れたい人気観光スポット。円柱型の水槽「マリンウェイ」を泳ぐアザラシをはじめ、もぐもぐタイムやペンギンの散歩など、動物の生き生きとした姿を間近で観察できることで有名です。
今回は、旭山動物園で絶対見たい動物やイベントなどの見どころと、時短で効率よく見学をするコツ、便利なアクセスなどを詳しくご紹介します。
- 家族連れを中心に大人気!旭山動物園とは?
- 初めてでも安心!旭山動物園の「ここが見どころ」 2-1. 行動展示が必見の動物3選
- 旭山動物園の見学のコツと時短で効率のよい回り方
- 旭山動物園を楽しむお役立ち情報 4-1. 昼食やお土産を楽しむには
- 見どころや巡るコツを押さえて楽しもう!
- 開園期間や入場料、料金など旭山動物園の基本情報
2-1-1.アザラシがマリンウェイを泳ぐ姿は必見!
2-1-2.ペンギンが泳ぐ様子を水中トンネルで見学
2-1-3.レッサーパンダが頭上の吊り橋を渡る!
2-2. 迫力ある姿を楽しめる動物3選
2-2-1.ホッキョクグマのダイブや真横を歩く姿にビックリ!
2-2-2.ユキヒョウが真横や真上に迫る様子にビックリ!
2-2-3.オオカミが間近に迫る様子にビックリ!
2-3. 知的好奇心が湧く動物展示3選
2-3-1.くもざる・かぴばら館で共生展示を知る
2-3-2.えぞひぐま館でヒグマと人との共生を考える
2-3-3.北海道産動物舎で北海道の自然と外来種問題を学ぶ
2-4. 旭川市旭山動物園で必見のガイド&イベント3選
2-4-1.「もぐもぐタイム」と「なるほどガイド」は必見!
2-4-2.真夏の「夜の動物園」と真冬の「雪あかりの動物園」に注目
2-4-3.冬は絶対見学したい大人気の「ペンギンの散歩」
3-1-1.バスやタクシーで行く場合は正門か東門
3-1-2.時間の少ない方やあまり歩きたくない方は西門
3-1-3.敷地全体に傾斜があるので、東門は帰りに要注意
3-2. 園内は反時計回りに巡るのがベスト
3-2-1.時短で効率よく巡るなら朝10時に作戦を練ろう
4-2. 春と秋の休園期間に注意
4-3. 入園料の支払は事前購入やキャッシュレスもOK
4-4. 車はもちろん路線バスでも行ける、交通アクセス情報
家族連れを中心に大人気!旭山動物園とは?
旭山動物園は、1967年に開園した日本最北の動物園です。かつては入園者数が伸び悩んでいましたが、1997年に「行動展示」を始めたところ一躍人気に。現在では旅行者が絶えない北海道を代表する有名観光スポットとなり、毎年約140万人もの方々が国内外から訪れています。
行動展示とは、動物にとって居心地がよい自然に近い環境で飼育する展示方法。動物の姿を見せるだけの展示ではなく、動物の行動や生活する様子を見せる展示です。目の前でホッキョクグマが水槽にザバーンとダイブする様子や、頭上の吊り橋をレッサーパンダが渡る様子など、生き生きとした動物の姿を見ることができます。
人気があるのは行動展示だけではありません。生息地域が近い動物を同じスペースで飼育する「共生展示」や、飼育員が動物にエサを与えながら生態について解説する「もぐもぐタイム」なども大人気です。また、路線バスでJRの旭川駅から約40分、旭川空港からは約35分と、公共交通機関でアクセスしやすいことも旅行者が訪れやすいポイントです。
初めてでも安心!旭山動物園の「ここが見どころ」
旭山動物園の見どころは盛りだくさん!園内のあちこちで動物たちの行動展示を見ることができ、また「もぐもぐタイム」や「ペンギンの散歩」などのガイドも多数行われています。どれも見どころではありますが、初めて旭山動物園を訪れた際、まずはこれを見ていただきたいという展示やイベントを厳選して紹介します。
行動展示が必見の動物3選
園内ではさまざまな動物の行動展示を取り入れ、生き生きとした姿を観察できます。その中でも特に有名な行動展示の動物たちをご紹介します。
アザラシがマリンウェイを泳ぐ姿は必見!
ゴマフアザラシとオオセグロカモメを展示している「あざらし館」は、旭山動物園へ訪れたら絶対訪れたい施設。特に、館内で目の前のマリンウェイをアザラシが上下に行き来する姿は必見!大水槽を泳ぐ姿とともに、アザラシが元気いっぱいに泳ぐ様子を間近で楽しめます。頻繁にマリンウェイを通るので、シャッターチャンスも多いです。(※撮影の際はフラッシュ撮影はNGです。)
屋外は北海道の漁港をイメージした造りで、野生のアザラシの暮らしを再現するため、怪我をして飛べなくなったオオセグロカモメも飼育されています。アザラシがのんびりと佇む姿や元気よく泳ぐ姿も楽しめます。
ペンギンが泳ぐ様子を水中トンネルで見学
旭山動物園でペンギンはアザラシとともに人気の的。「ぺんぎん館」ではキングペンギン、ジェンツーペンギン、フンボルトペンギン、イワトビペンギンの4種類のペンギンを屋内外から見学できます。また、エサやりの「もぐもぐタイム」や冬の積雪期に行う「ペンギンの散歩」も必見です。
館内にはペンギンの水槽内を貫くガラス張りのトンネルがあり、水中を歩いているかのような感覚でペンギンが元気よく泳ぐ姿を観察できます。陸上でのんびり過している姿とは打って変わり、ペンギンが何羽も水中をスイスイと行き交う様子は圧巻で、まるで空を飛んでいるかのよう。館外では愛くるしいペンギンの姿が目の前で観察でき、胸がキュンとすること間違いありません。
レッサーパンダが頭上の吊り橋を渡る!
シセンレッサーパンダを飼育している「レッサーパンダ舎」は、見学路の頭上をまたぐ吊り橋をレッサーパンダが渡る様子が大人気。見学路の左右にある放飼場と木の間に高さ3.5メートルの吊り橋があり、レッサーパンダがチョコチョコと歩いて吊り橋を渡る様子を真下などから見学できます。
出窓になっている部分もあり、エサを食べている姿や寝ている姿などを至近距離で観察することもできます。木に登ったり橋を渡ったり、レッサーパンダの運動能力の高さを実感するとともに、どんな仕草も愛おしく感じられます。吊り橋の真下よりも少し離れたところのほうが、吊り橋を渡る様子がよく見えます。
迫力ある姿を楽しめる動物3選
旭山動物園には、行動展示の動物たちをより迫力ある姿で楽しめる仕掛けが盛りだくさん。動物の息づかいがこちらに伝わってくるかのような、迫力ある姿を楽しめる動物を3つ紹介します。
ホッキョクグマのダイブや真横を歩く姿にビックリ!
ホッキョクグマを飼育している「ほっきょくぐま館」は、屋内から観察できる巨大なプールがある放飼場と、堀を利用した檻のない放飼場があります。屋内では、陸上からプールにザバンと飛び込むホッキョクグマの姿が豪快すぎてビックリ!真っ白い巨体が水中を泳ぐ姿をプールの真横から観察することができ、顔つきや手足の動き、水になびく毛並みまでしっかり見えます。
屋内のプールとともに人気がある見学スポットは、捕食されるアザラシの視点でホッキョクグマを観察できる「シールズアイ」。これは堀を利用した檻のない放飼場の真ん中にあるカプセル型見学窓。放飼場の下からシールズアイ内に頭を出して見上げるように観察できます。
頭上のすぐ横に迫るホッキョクグマの足を見ると、安全な場所とわかっていながらも踏みつけられるのではと思うほどのドキドキ感がいっぱい。一人ずつ順番に観察できる場所にて見学待ちの列ができることもありますが、これはぜひ体感したい見学スポットです。
ユキヒョウが真横や真上に迫る様子にビックリ!
ユキヒョウなどを飼育している「もうじゅう館」は、動物の真横や真下など、さまざまな角度から迫力ある猛獣の姿を間近に観察できる施設。ユキヒョウのほか、アムールヒョウ、ライオン、アムールトラを飼育しています。
檻が空中にせり出した部分では真下からも観察することができ、真下から眺めるユキヒョウやアムールヒョウは足の肉球もくっきり。ユキヒョウを檻の真横で観察できる場所は、「おしっこ、飛ぶよ!お尻を向けたら、注意!」という看板があるほど至近距離で迫力たっぷり。ドキドキ感のある猛獣観察を楽しめます。
オオカミが間近に迫る様子にビックリ!
シンリンオオカミを飼育している「オオカミの森」は、100年前の北海道の自然をイメージした展示施設で、檻を境に隣でエゾシカが飼育されています。ちなみに、北海道には19世紀ごろまでエゾオオカミが生息していましたが、駆除が進むなどして1900年前後に絶滅してしまいました。
オオカミの森の放飼場では、オオカミが小川で水浴びする様子や岩山で遠吠えする様子などを観察ホールや屋外から見学できます。注目したいのは、観察ホール内の一角にある「ヘアーズアイ」というドーム型の観察場所。ガラス越しにオオカミが真横を通り過ぎる様子は恐怖感を感じるほど迫力いっぱい。ぜひとも体感したい場所です。
知的好奇心が湧く動物展示3選
旭山動物園では展示方法を工夫しているので、動物たちのかわいい仕草や迫力ある姿を楽しみつつ、知的好奇心をそそられてちょっぴり賢くなった気分になれるのも魅力。どの展示施設も奥深い知識や社会背景なども感じることができますが、中でも注目したい施設を3つ紹介します。
くもざる・かぴばら館で共生展示を知る
くもざる・かぴばら館は、旭山動物園の共生展示の代表的な施設のうちの一つ。中南米に生息しているクモザルとカピバラを同じ檻の内で展示し、施設内の上空と地上ですみ分けるよう意識した造りになっています。森の木の上で生活するクモザルのため、ジャングルをイメージした高さ約7メートルの柱にロープを張っています。一方、日中は水中で過ごすカピバラのため、地上にはプールがあります。
まるで手のように尾っぽを器用に操り移動するクモザルは、ヒョイヒョイと上空を渡り歩く姿はまるでサーカス団のメンバーのよう。世界最大のネズミのカピバラは、施設の下でのんびり過している姿に癒されることも。違う動物を同じ空間で観察できるのも不思議な気分ですが、これが本来の自然の姿に近い状態。さまざまな動物が同じ環境で暮らしていると感じられる施設です。
えぞひぐま館でヒグマと人との共生を考える
えぞひぐま館はエゾヒグマの迫力ある姿を観察できるとともに、人と動物との関係についても学べる施設です。屋外の放飼場は、奥行きのある広いスペースには北海道在来の木が植えられていて、北海道の森の中を覗き見しているような雰囲気。屋内の放飼場は、ガラス越しとはいえ迫力ある姿を至近距離で観察できます。
施設内には、公益財団法人の知床財団と、知床在住の絵本作家さんが協力して制作した知床のヒグマ問題を伝える絵巻や、野生のエゾヒグマの生態を図解したパネル展示などもあります。昨今北海道では、エゾヒグマと遭遇した事件や事故のニュースをよく目にします。エゾヒグマの生息環境の現状や人の生活圏との境目についてなど、じっくりと見入ってしまう展示資料です。
実はここに飼育されているエゾヒグマはもともと、親子で暮らしていたエゾヒグマが人里に出てしまったため、母グマが駆除された際に残された子グマです。1999年に旭山動物園が保護することになりました。えぞひぐま館は、迫力ある姿を楽しめるとともに、動物との共生について深く考えさせられる施設です。
北海道産動物舎で北海道の自然と外来種問題を学ぶ
北海道産動物舎は、北海道の鳥類や小動物を数多く展示している施設。北海道の森の中に入って動物や鳥を観察しているような感覚になる造りで、北海道の自然の森や山の豊かさが感じられます。
いくつもの樹木を取り込んだ大きなバードゲージにオジロワシ、オオワシ、クマタカが展示されていて、バードゲージの周囲にフクロウやアカゲラ、エゾリスやエゾタヌキ、エゾユキウサギなど、さまざまな鳥類やフクロウ類、哺乳類の生き物がいます。バードゲージ内とはいえ、大きな羽を広げたオジロワシやオオワシなどの姿は雄大さが感じられます。
一方、この施設には北海道には元々いない動物も。アライグマとエゾタヌキ、ホンドテンとエゾクロテンなど、外来種と北海道固有種を比較展示しています。生態系のバランスを壊すこととなる外来種の問題について、改めて考えるきっかけとなる場所でもあります。
旭川市旭山動物園で必見のガイド&イベント3選
旭山動物園では年間を通じてさまざまなガイドやイベントが行われています。毎日開催しているものもあれば曜日限定、季節限定の企画も。数ある中から特に有名なもので必見という企画を紹介します。
「もぐもぐタイム」と「なるほどガイド」は必見!
「もぐもぐタイム」は、飼育員が動物にエサをあげながら、動物の特徴ある行動を解説してくれます。飼育員が投げたエサを目がけて飛び込むホッキョクグマ、長い舌を出して巻き取るように草を食べるキリンなど見ごたえがあります。「なるほどガイド」は、エサやりはありませんが、もぐもぐタイム同様に飼育員が動物の特徴ある行動を解説してくれます。
どちらも飼育員の解説が興味深くて面白く、「なるほど!」と感じることがいくつもあります。ともに1回10〜15分程度で毎日実施していて、数多くの動物舎で行われています。いつどの動物で実施するかは日々異なり、当日の朝に決定します。毎朝10時ごろに旭山動物園の公式ホームページと園内の掲示板で発表されるので、訪れる際は要チェックです。
真夏の「夜の動物園」と真冬の「雪あかりの動物園」に注目
旭山動物園では、お盆の頃の約1週間と真冬の3日間程度、開園時間を夜まで延長。夏は「夜の動物園」として21:00(最終入園20:00)まで、冬は「雪あかりの動物園」として20:30(最終入園20:00)まで、 一部の施設を除き日中と同じく見学することができます。夜に入園できる日は年間を通じて数少ないので貴重な機会です。
夜の動物園の魅力は、夜行性の動物の生き生きとした姿を楽しめること。たとえば、カバは日中ジーっと動かないでいることが多いものの、夜になると活発に放飼場内を歩き回る姿が多く見られます。ライオンも日中は日陰で休んでいることが多いものの、夜になると活発に動き出して夜に狩りを行う習性があることが分かります。
冬は絶対見学したい大人気の「ペンギンの散歩」
「ペンギンの散歩」は、旭山動物園の冬の風物詩。これを見るために訪れるという方も多く、雪の上をペンギンの群れがぺたぺたと散歩する姿は愛くるしくて可愛らしくてたまりません!自由気ままに雪の上を滑ったり走ったりする姿も最高です。冬に旭山動物園へ訪れるのであれば、絶対見たいイベントです。
ペンギンの散歩は例年、積雪期(12月下旬〜3月中旬ごろ)に11:00と14:30の1日2回開催されます(3月は午前の1回のみ)。ぺんぎん館を起点に園内を約500メートル行進し、約30分かけてぺんぎん館に戻ってきます。ペンギンが散歩するルートの左右には2重3重の人だかりができるほど見学者が集まります。ペンギンの散歩が始まるかなり前から場所を構えて待ち構える人もいるほどです。
ちなみに、ペンギンの散歩は見学者のために始めたイベントではなく、実はペンギンの運動不足の解消や繁殖に向けた体力作りのために始まった企画。単なる見世物イベントではなく、動物本来の生態を考えた展示方法の一つでもあります。(※ペンギンの状態やコース状況などにより、急きょ中止・変更となる場合があります。)
旭山動物園の見学のコツと時短で効率のよい回り方
旭山動物園を訪れるなら、見学する際のコツと効率のよい回り方を押さえておきましょう。より楽しく充実した過ごし方ができますよ。どの入園門を利用するのがベストか?園内をどのような順路で巡るのがベストか?時間が限られていて短時間で最大限に楽しみたいという方にとっては、特に重要なポイントです。
入園門は3つ。各ケースによるオススメ
旭山動物園の入口は、正門、西門、東門の3箇所あります。正門と西門は比較的近いですが、東門は正門から見ると正反対の位置にあります。どの入口を利用するかは、交通手段と見たい動物の優先順位次第で変わります。
バスやタクシーで行く場合は正門か東門
バスやタクシーで行く場合は、正門か東門を利用するのが一般的です。
■路線バスで行く場合
正門を利用しましょう。路線バスの乗降場は正門のすぐ近くにあります。
■団体バスやツアーバスの場合
主に東門に発着することが多いです。乗車するバスやその時の状況により正門に発着する場合もあります。
■タクシーを利用する場合
正門のほうが旭川駅や旭川空港までの距離が短いです。また、正門にタクシーが待機していることもあります。
時間の少ない方やあまり歩きたくない方は西門
西門は各動物舎に一番近く、特にあざらし館などは西門至近です。時間が限られていて効率よく見たい方や、あまり歩きたくない方などは西門がベスト。また、旭山動物園には各門近くに駐車場が多数ありますが、駐車台数が一番多い場所は西門なので停めやすいです。ただし、西門付近の駐車場は有料(1日500円)で、正門と東門付近の駐車場は無料です(正門付近の一部は有料)。
敷地全体に傾斜があるので、東門は帰りに要注意
旭山動物園自体が山の斜面にある施設で、正門付近が山の下で東門は斜面の上のほうにあります。東門を利用する場合、入園時は下りの階段と坂が続くので気にならないかもしれませんが、退園時は階段や坂を登ることになるのでご注意を。なお、東門の階段部分には無料のシャトルバスも運行しているので、足腰に自信がない方でも安心して楽しめます。
園内は反時計回りに巡るのがベスト
見学の際はどの門から入ったとしても、反時計回りに見て回るのがベスト。各動物舎の入口や案内表示など、反時計回りに巡ると効率よく見られるように設計されています。もぐもぐタイムの時間に合わせて移動するなど特別なことがない限り、反時計回りに巡るようにしましょう。
時短で効率よく巡るなら朝10時に作戦を練ろう
時短で効率よく巡るなら、毎朝10時頃に発表されるもぐもぐタイムとなるほどガイドの時間のチェックは必須!絶対見たい動物のイベントが何時に行われるかを確認して、園内マップも見つつ移動に無理がないかも確認しましょう。どこに何時に行くか作戦を練れば、時間の無駄が少なく、移動であっち行ったりこっち行ったりという時間のロスも減りますよ。
旭山動物園を楽しむお役立ち情報
食事やお土産に関してをはじめ、開園時期や入園料、車なしでのアクセスについてなど、旭山動物園を楽しむためのお役立ち情報をいくつか紹介します。
昼食やお土産を楽しむには
園内には飲食店やお土産店が複数あります。主に正門から西門にかけて数店あるほか、東門の建物2階にあります。園内の動物をモチーフにした飲食物やお土産もあります。飲食店のメニューはお店により差異はありますが、主にラーメンなどの麺類やカレー、丼ものなどの食事と、メンチカツやフライドポテトをはじめとしたファストフードなどを楽しめます。
〈飲食店〉
正門付近|Museum Cafe ASAHIYAMA
ととりの村向かい|FOOD BASE CAFE TOTORI
あざらし館2階|旭山動物園中央食堂
西門付近|FarmZoo
ちんぱんじー館横|旭山動物園くらぶ こもれびの丘SHOP
東門2階|カムイチカプ
〈お土産店〉
正門付近|Museum Shop ASAHIYAMA
ととりの村向かい|旭山動物園くらぶ いこいの広場SHOP
あざらし館2階|旭山動物園中央店「Asahiyama ZOO SHOP」
西門付近|FarmZoo
ちんぱんじー館横|ASAHIYAMA Zoo Club Gallery(こもれびの丘SHOP内)
東門2階|テイルンテイル
飲食店はランチ時間帯はどこもそれなりに賑わいます。もぐもぐタイムなど見たい動物の時間を最優先にしつつ、ランチの時間を早くしたり遅くしたりするなど、効率よく利用しましょう。お土産店に関しては午後、特に閉園時間に近くなると賑わいます。バスを利用している方は出発時間に気を付けて買い物を楽しみましょう。
春と秋の休園期間に注意
旭山動物園の開園は大きく夏期と冬期に分かれます。夏期は概ね4月下旬から11月上旬まで、冬期は11月中旬から4月上旬までです。夏期と冬期が入れ替わる4月中旬と11月中旬は休園です。旅行の計画を立てる際は休園期間に気を付けましょう。なお、開園と閉園の時間は時期により変動します。
入園料の支払は事前購入やキャッシュレスもOK
入園料は各門の窓口で購入できるほか、インターネット上やコンビニで事前に購入することもできます。窓口で並ぶのが煩わしい方は事前購入がおすすめ。窓口で購入する際は、現金のほかクレジットカードや主要な各種キャッシュレス決済にも対応しています。
〈旭山動物園入園料〉
高校生以上1名1,000円
中学生以下無料
※ほかに団体割引や旭川市民割引などあり
車はもちろん路線バスでも行ける、交通アクセス情報
旭山動物園へレンタカーなど車で行く場合、最寄りの高速道路の出入口は旭川北IC。高速道路を降りてからの所要時間は約35分です。ただし、層雲峡や北見、網走、紋別方面から向かう場合は、紋別自動車道の愛別ICのほうが近くて便利です。
〈車での所要時間〉
札幌~旭山動物園:約2時間
新千歳空港~旭山動物園:約2時間30分
美瑛~旭山動物園:約40分
富良野~旭山動物園:約1時間15分
旭山動物園へ向かう路線バスは、旭川駅前からの便と、旭川空港からの便があります。旭川駅の乗り場は駅を出て目の前、バス乗り場6番です。
■旭川駅~旭山動物園の路線バス
運行間隔:約30分ごと
所要時間:約40分
運賃:500円(SUICAなど交通系ICカード不可)
■旭川空港~旭山動物園の路線バス
運行間隔:1日2便
所要時間:約35分
運賃:560円(SUICAなど交通系ICカード不可)
見どころや巡るコツを押さえて楽しもう!
旭山動物園は北海道の有名観光地の一つで、旅行者が絶えません。生き生きとした動物たちの愛くるしい姿やドキッとするほど迫力のある姿とともに、ひと工夫もふた工夫もされた知的好奇心をそそる展示が魅力です。限られた旅行時間の中で効率よく園内を巡って、素敵な動物たちとの出会いを楽しんでくださいね。
(写真提供:旭川市)
旭山動物園
■所在地:旭川市東旭川町倉沼 旭山動物園
■開園時間(2024年)
・夏期開園:4月27日(土)~10月15日(火) 9:30~17:15(最終入園 16:00) / 10月16日(水)~11月3日(日) 9:30~16:30(最終入園 16:00)
・夜の動物園:8月10日(土)~8月16日(金) 9:30~21:00(最終入園 20:00)予定
・冬期開園:11月11日(月)~2025年4月7日(月) 10:30~15:30(最終入園 15:00)
■休園日:4月8日~4月26日、11月4日~11月10日、12月30日~2025年1月1日
■入場料:高校生以上 1,000円 / 市民特別料金 700円 / 中学生以下 無料
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ライタープロフィール
トラベルクリエイター 川島 暢華
神奈川県出身。北海道全179市町村を旅して北国の魅力と魔力にとりつかれ、2009年に北海道へ移住。それ以来、主に旅行や地域活性に関するメディアの取材撮影と記事や映像の制作、企画編集などを手掛ける。マイミッションは「北海道ファンを増やす」こと。