近年、福祉分野において「クリエイティブな仕事」の可能性が注目されています。今回、障がい者事務所の製品を展示・販売しているアンテナショップ「元気ショップいこ～る」にて、北海道を応援するキャラクター「雪ミク」のペット「ラビット・ユキネ」のコラボグッズが2025年2月7日（金）から販売開始。

この取り組みでは、全国24の福祉事業所が参加し、それぞれの個性や技術を活かしオリジナルグッズを制作。福祉とクリエイティブが融合することで、単なる「支援」の枠を超え、障がいのある方々にも分け隔てない新たな機会を生み出しています。

「元気ショップいこ～る」とは

「元気ショップいこ〜る」はJR札幌駅にありアクセス抜群

JR札幌駅西コンコースにある「元気ショップいこ～る」は、札幌市内はもちろん、市内・道外を含む170ヶ所以上の障がい者事務所、および施設で作られたぬくもりのある手作り作品を取り扱っています。ここには、ジャムやクッキーなどの食品をはじめ、石鹸、陶器、革製品、布製品など、温かみのあるアイテムが並びます。

全国24の事業所が参加！「元気ショップいこーる×ラビット・ユキネ」プロジェクト第2弾

左から「ころんとユキネ」「キーホルダー」「ミニクッション」

ラビット・ユキネと「元気ショップいこーる」とのコラボレーションは、2022年に続き2回目。今回のプロジェクトには、全国から24の事業所がデザイン画や企画案の募集に参加！それぞれのクリエイティビティを活かし、ユキネをテーマにしたさまざまなアイテムを制作しました。

左から「差し子巾着」「牛革パスケース」「メモスタンド」

左から「七宝焼きブローチ」「本革コースター」「文房具セット」

「アンブレラマーカー」各種

また、前回のコラボで好評だった「ユキネガチャ」も復活！北海道医療センターに入院中の筋ジストロフィー患者が活動する3Dプリンターちーう「JISTO（ジスト）」のメンバーや、小樽市にある発達支援事業所「きっずてらす」のメンバーが制作したフィギュアが、1回500円のカプセルトイとして登場します。

「ユキネガチャ」で手に入るアイテムたち

今注目を浴びる新たなクリエイティブの在り方

こちらは「ユキネくじ」で当たるアイテムの数々

今、社会では「多様な個性を活かす働き方」への関心が高まり、障がい者たちが旧来の「作業所」ではなく、より「クリエイター」として活躍する機会を生み出す動きが強まっています。こうした取り組みは、障がいのある人々の社会参加の枠を広げるだけでなく、私たちが普段手にする商品の背景にまた新たなストーリーをもたらすもの。今回のコラボグッズも、個性豊かなクリエイターの方々のアイデアや技術が、新たなオリジナルアイテムとして形になりました。

「差し子布巾」各種

グッズの販売は2月7日（金）からスタート！「SNOW MIKU 2025」と一緒に楽しもう

グッズの販売開始は、2025年2月7日から。2月8日（土）・9日（日）にメインイベントを開催する、「雪ミク」が北海道を応援するフェスティバル『SNOW MIKU 2025』と同時期にの開催となります。観光やイベントを楽しみながら、「元気ショップいこ～る」にも立ち寄り、新たなクリエイティブを感じてみませんか？

元気ショップいこ～る

■所在地：JR札幌駅西コンコース「食と観光の情報館」内（札幌市北区北6条西4丁目）
■営業時間：10:00～19:00
■休業日：年末年始（12月31日～1月3日）
「元気ショップいこ～る」の公式HPはこちら

『ラビット・ユキネ』とは

クリプトン・フューチャー・メディア株式会社が展開する”北海道を応援するキャラクター『雪ミク（初音ミク）』”のペットキャラクターとして、公募で選ばれて誕生。2013年11月11日に名前が決定したため、以降11月11日を「ユキネ記念日」と決めてお祝いしている。モチーフは北海道に生息する動物「エゾユキウサギ」で、現在はユキネ単体でも北海道を盛り上げる様々な取り組みに参加し、アンバサダーを務めるなど応援の場を広げている。札幌観光大使としても活躍中。クリプトンが展開するローカルプロジェクト「Domingo（ドミンゴ）」の企画部部長としても活躍していて、ゆるキャラとしてイベントに参加することもある。
※『雪ミク』についてはこちら