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旧駅舎がレストランに!まるで絵本の中のような“コビト”空間

お店の外観。シルエットも店に入るまでの花壇もかわいらしい
旧愛冠駅舎とホームがあった面影が残る空間が生まれ変わった空間は、温かみとノスタルジーを感じさせる佇まい。お店をスタートした当初は駅の劣化が激しかったものの、お花を植えたりモニュメントを設置したりと、町の支えや持前のDIY&モノづくり精神で少しずつ今の姿に変貌を遂げました。この唯一無二の佇まいは「絵本みたいな異空間」とお客さんを楽しませています。

店内の雰囲気は昼も夜もちがってとても素敵
完全予約制のフレンチをベースにしたコース料理は超絶品

お肉メイン「足寄産雲海和牛ヒレ肉のロースト〜赤ワインソース〜」
完全予約制のコース料理は、ランチ・ディナーともに前日17時までにInstagramで予約が必要です。お料理はフレンチベースで、季節によって移り変わっていく旬の食材を軸に料理が構成されています。シェフは北海道内外どこでも気になる生産者の元には足を運び、直接つながった生産者さんの食材を多く使用しています。

前菜「豆乳ブッラータチーズと白桃のアールグレイマリネ」

前菜「湧別産ホタテと十勝野菜のセビーチェ」

前菜「滝川産合鴨ロースの軽い燻製とグレープフルーツ サラダ仕立て」
8月のコースのメインで使われていた兼古牧場の「雲海和牛」は、足寄町に引っ越してきたときにちょうどブランド化した牛肉。また、卵は北見のポカラ農園さんから、野菜も農家さんから直接仕入れ、料理を提供しています。いろんな食材に出会えるたのしみも相まってシーズンごとに何度も訪れたくなります。

お魚メイン「えりも産ビラメのパイ包み焼き~ブールブランソース~」

スープ&パン「音更産雪の妖精の冷製ポタージュ&手ごねカンパーニュ」

〆のリゾット「群馬県川場産ゆきほたか・オオズワイガニ~増毛産甘エビのアメリケーヌ〜」
ランチは「ショートコース」4,500円で、前菜2品、スープ、パン、メイン、デザートの約6品が基本で、パスタを追加する場合は+1,500円、お魚のメインを追加する場合は+2,000円。ディナーは、前菜2〜3品、スープ、パン、メイン(魚・肉)、〆のリゾットやパスタなどデザートの約9品で12,000円。ランチとディナーの内容はほぼ異なるそう。

天気のいい日はテラス席も開放

わんちゃんも心地よく過ごせます
また、月に1度ほどは依頼があるという出張料理も行っています。テーブルセットもワインなども持参してくれるので、パーティにぴったり!足寄町を中心に要相談で対応が可能です。

広尾町で行われた「十勝わがママビーフ」のお披露目会ケータリング
ナチュラルワインもノンアルコールも豊富

ナチュラルワインも種類豊富
ドリンクは、クラフトビールやニュージーランドのビールに加え、ナチュラルワインの白、赤、ロゼ、オレンジなどが一杯900円〜2,000円でたのしめます。ニセコの「Cave de Bambou」さんからおすすめのワインをランダムに仕入れたり、メニューに合うワインもチョイス。他にも、最北端の道産ワイナリー 『森臥(しんが)』のワインや、長野県の 『getta wines』など種類豊富。
また、ノンアルコールも自家製ジンジャーエール(800円やラベリーハニーレモンスカッシュ(800円)をはじめ、コーヒーやチャイも併せると10種類ほど。アルコールが苦手な方も一緒に楽しむことができます。
ペットOK&送迎も!至れり尽くせりのレストラン

店主・シェフを務める岸友也さん
店主・シェフを務める岸友也さんは元々は京都のイタリアンやフレンチのお店で10年ほど務め、その後オーストラリアとニュージーランドを放浪。その後、北海道の本別町の酪農の手伝いを3年ほど務めました。そのときに足寄町とつながりを持ち始め、2021年に移住・開業に至りました。当時から今に至る経緯については以下のように話してくれました。
せっかくだったらお酒が飲みたい方や運転ができない方にもレストランに来ていただけるようにと、店主自ら足寄町内なら送迎をしてくれるんだとか。さらに、サービスを行っている岸真弓さんが交流のある足寄町のホテルなら、コビト割も適応。また、看板犬のこじろうも店主と共に出勤。わんちゃんに優しいお店でもあり、わんちゃんと一緒にお食事もOKです。

看板犬のこじろうは、食事中ケージの中でお留守番
ペットもOK、送迎もあり、提携ホテルもあり。そんな至れり尽くせりな“コビトの隠れ家”、ぜひ訪れてみてください。
※金額は全て税込
コビトの台所(Kobito's Kitchen)

■所在地:北海道足寄郡足寄町愛冠35-12(旧ふるさと銀河線・愛冠駅跡)
■営業時間:
・ランチ:水曜~日曜 11:00~13:00 / 13:00~15:00(2部制)
・ディナー:水曜~日曜 17:00〜22:00(1組限定・好きな時間)
■定休日:月曜、火曜
■予約:ランチ・ディナーともに前日17時までにInstagramで予約が必要
「コビトの台所(Kobito's Kitchen)」の詳細と地図情報はこちら
ライタープロフィール
鹿女 / 編集者 中村 まや
宮城県出身。グルメメディアの編集者から猟師へと転身。”鹿女まやもん”という愛称で親しまれている。おいしく命をいただくことをモットーに、鹿を獲るところから精肉まで一貫して行う。また、ロゴやパンフレットのデザイン制作やライター業、イベントの企画運営などフリーランスの編集者としても積極的に活動している。
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