Domingo 記事
“ハンバーガーと本”かつての若者カルチャーの交差点
北海道に唯一残されていたロッテリアがついに閉店
かつてのこの一角は、今以上にカルチャーの熱を帯びていました。というのも、ロッテリアのすぐ裏手には、1971年11月のの地下街開業時から「紀伊国屋書店オーロラタウン店」があったことを覚えている方も多いはず。
「紀伊國屋で最新の雑誌や文庫本を買い、すぐ裏のロッテリアでシェーキを飲みながらページをめくる」――そんな黄金ルートは当時の若者たちにとって、身近で手軽な街のカルチャー体験でもありました。
意外と知らない?実は今も残る当時の名残とは
その後、「紀伊國屋書店オーロラタウン店」は惜しまれつつも2022年に閉店しましたが、実は今でもその息遣いを感じられる場所があります。それは、跡地に入っているアパレルショップ「SHOO・LA・RUE(シューラルー)」のレジ横。
「紀伊国屋書店オーロラタウン店」の後に入居した「SHOO・LA・RUE」。今も残る名残とは
実はそこには今も、“紀伊國屋書店の本棚”があり、オススメの本が置かれています。
「SHOO・LA・RUE」のレジ横にある“紀伊國屋書店の本棚”
歴史を繋ぐその棚のすぐそばで、長年寄り添うように営業を続けてきたロッテリア。書店が去り、ついにロッテリアもその役目を終えようとしています。
“北海道最後のロッテリア” 閉店は3月31日15時
店頭に貼られている閉店の張り紙
全国的に「ゼッテリア」へのブランド転換が進む中、このオーロラタウン店については転換せずに閉店すると報じられています。2025年12月にはJR札幌駅構内のロッテリアが閉店、そして2026年3月には稚内の店舗も閉店し、このオーロラタウン店の閉店により、北海道から「ロッテリア」の看板は完全に姿を消すことになります。ロッテリアの味を、この地下街の風景の中で味わえるのはあとわずか。
「ロッテリア 札幌オーロラタウン店」最終日の3月31日は、15時までの営業。最後に一度、あの頃の思い出と一緒に、慣れ親しんだ味を楽しみに行ってみませんか?
ロッテリア 札幌オーロラタウン店
■所在地:札幌市中央区大通西1 さっぽろ地下街オーロラタウン内
■閉店日時:2026年3月31日(火)15:00