特別展「九谷赤絵の極致 宮本屋窯と飯田屋八郎右衛門の世界」|北海道の「今」をお届け Domingo -ドミンゴ-

特別展「九谷赤絵の極致 宮本屋窯と飯田屋八郎右衛門の世界」

開催日時

6月29日(土)~8月25日(日)

9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(ただし祝日の場合は開館、その翌平日が休館)

概要

「九谷赤絵」とは、九谷焼の様式のなかで、赤と金の細密描写を特徴とする華やぎあるものです。赤絵の技法は、中国の宋赤絵を起源とし、江戸時代に日本に伝わりました。九谷焼における赤絵は、江戸前期の古九谷を経て、現在の石川県加賀市に創業した再興九谷の宮本屋窯(1832~59/天保三~安政六)で大成したとされています。宮本屋窯の緻密な文様で絢爛豪華な赤絵作品は、やがて明治期に「ジャパンクタニ」として世界に名を馳せた輸出九谷の誕生や発展につながります。

宮本屋窯の赤絵は、黒みがかった赤(通称・血赤)で文様を細かく描きこんだ「赤絵細描」と、金彩に「赤以外の上絵釉」を用いたことが特徴として挙げられます。また、画題の一部に、中国・明時代の墨の文様集『方氏墨譜』からの着想がみられるなど、陶工の技量と教養が発揮された独自性ある表現が魅力です。とりわけ、主画工の飯田屋八郎右衛門(1801~48/享和元~嘉永元)は赤絵細描に優れた手腕を発揮し、宮本屋窯は、別名「飯田屋窯」とも呼ばれています。

宮本屋窯の作品は、完成に多くの時間を要するため、現存数が非常に少なく、全国的に一堂に展示・紹介される機会はこれまで一度もありませんでした。本展では、石川県九谷焼美術館の協力のもと、貴重な宮本屋窯の画工・飯田屋八郎右衛門の作品を中心に、江戸後期の華やかな「九谷赤絵」の世界をご覧いただきます。

■前売券好評発売中!(~6/28)
販売場所:苫小牧市美術博物館

■土日祝限定 関連グッズの販売
苫小牧市美術館友の会による関連グッズの販売ブースを設けます。
展覧会公式図録(数量限定)については、土・日・祝日に限らず会期中受付にて販売いたします。

主催:苫小牧市美術博物館、九谷赤絵全国巡回展開催実行委員会
後援:苫小牧商工会議所、苫小牧信用金庫、北海道新聞社、株式会社苫小牧民報社

【関連イベント】
■サンセットトーク「東アジアにおける宮本屋窯の赤絵の位置」
8月24日(土) 18:00〜19:00 研修室
定員:60名
料金:無料(展示室への入場はありません)
申込:6月28日(金)9:30~電話で

■ギャラリーツアー
8月3日(土)、10日(土) 各日11:00〜約30分 展示室
申込:不要
※観覧券が必要です

■夜間開館
7月27日(火)、8月20日(火)~25日(日)
20:00まで開館時間を延長します。

※イベントの開催状況につきましては、主催者様の公式サイトを必ずご確認ください。

公式サイト

料金

一般600(500)円、高大生400(300)円、小中学生以下無料
※( )内は前売り券および10人以上の団体料金です。
※年間観覧券ご提示で、一般300円、高大生200円でご入場できます。
※免除申請についてはお問い合わせください。
※併せて中庭展示、常設展示もあわせてご覧いただけます。

会場

苫小牧市美術博物館 第1~3企画展示室

お問い合わせ

苫小牧市美術博物館

0144352550

Webフォーム

概要引用元: 苫小牧市美術博物館

※内容は予期せず変更になる場合がございます

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