Domingo編集部
優しい紫色の花を咲かせ日本人の心を和ませる藤の木。北海道最古の藤の木は札幌にあるということをご存じでしょうか?息をのむ迫力と美しさは一見の価値あり!
北海道最古の藤の木があるのは、札幌市豊平区にある天神山緑地です。天神山緑地の駐車場からすぐのところ、国道453線沿いに藤棚へと続く門があります。
立派な鉄柵に支えられ、藤の花が頭上一面に咲き誇っています。見ごろは5月下旬から6月上旬ということで、取材時(2022年5月24日)にはほとんどの花が開花しているようでした。
それにしてもこれだけの花を咲かせる藤の木の生命力には、溜め息が出るばかり。絡みつくように伸びていく幹と枝を目の当たりにすると、見ている者にも力を与えてくれるような気がしてきます。
藤は日本の固有種ですが、実は北海道と沖縄では自生しません。この藤の木は明治時代、開拓に入植した先人が道外から持ち込み、植え替えたものなのだそう。
1969(昭和44)年に当時の札幌市長がこの地を訪れ、天神山にちなんで「天神藤」と名付けました。その当時で樹齢150年といわれていたので、今ではなんと樹齢200年以上!
約25m四方に及ぶ藤棚は、真下から見るも良し、少し小高い場所にある日本庭園から見るも良し。
お気に入りのビューポイントを見つけて、鑑賞してみてはいかがでしょう。美しさに圧倒されつつも、その力強い姿にきっと元気と勇気をもらえるはず!
<天神山緑地「天神藤」>
所在地:北海道札幌市札幌市豊平区平岸1条18丁目
連絡先:011-851-1681(豊平区土木センター)
公式サイト:https://www.sapporo.travel/spot/facility/tenjinyama-park/
ライタープロフィール
北海道観光カメライター ぶちねこ
北海道の観光スポットや観光施設につながりをたくさん持ってる「ぶちねこ」です。北海道に住んでいると当たり前に思っているものでも、素晴らしい資源がたくさんあります。そんな素敵な北海道の魅力を発信していきます。
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