Domingo編集部
今回ご紹介するのは、日本最北の村「猿払村」。 漁業と酪農が盛んな猿払村のふるさと納税の返礼品は、日本有数の水揚量を誇る天然ホタテや、地元の酪農家が搾った新鮮な生乳を使用したアイスなど、村のおいしいものを味わえることから絶大な人気を誇っています。
しかし現在のふるさと納税という制度は、どうしても「お得さ」ばかりに目が行きがちで、各地で返礼品競争が激化し、度々問題視されることも……。
そんななか猿払村では「ふるさと納税」と「村でのより豊かな暮らし」を結びつけることで、返礼品に捉われないふるさと納税のあり方を実践しているのです。
北海道の「今」をお届けするDomingoでは、道内各地の魅力をおすそわけするキャンペーンの第二弾として「Domingo × 猿払村コラボキャンペーン」を2020年11月23日〜30日に開催しました。
※この記事はキャンペーン記事として2020年11月23日に公開した記事ですが、キャンペーン終了後に修正し2021年1月13日に再度公開しました。
猿払村ってどんなところ?
猿払村は「日本最北の村」として、北海道の最北部にあたる宗谷総合振興局管内のほぼ中央に位置し、カナダのモントリオールとほぼ同じ緯度にあたります。猿払村の東はオホーツク海の海岸線、西は丘陵性山地を境に豊富町、南は幌延町、浜頓別町、北は稚内市に隣接しています。2015年の国勢調査によると、総人口は2,684名、 合計特殊出生率は2.19と全国平均1.46を大きく上回っています。高齢化率は22.8%と北海道179市町村のうち3番目に低い数値。
全国平均に比べ年少や生産年齢の人口の割合が大きく暮らしやすい市町村であることがわかります。
漁業と酪農が盛んな村、猿払
漁業従事者の数は257人、そして天然ホタテの年間漁獲量はなんと46,228トンにも及びます(平成29年度)。オホーツク海に面した猿払村では、水揚げ量日本一を誇る天然ホタテをはじめ、毛ガニやサケ・マスが水揚げされています。猿払村のホタテは流れの速い潮に鍛えられて身がプリプリとハリがあり美味しいと定評です。以前は資源が枯渇し、貧しい時代がありました。そんな苦しい時代を乗り越え、今や村を支える産業となっています。
また、酪農従事者の数は170人で、牛乳の生産量は41,645トンにも及びます(平成29年度)。
生乳に近いのどごしと濃厚な舌触りが特徴の猿払村の牛乳は、一頭一頭個性の異なる牛たちと、その牛と日々向き合う酪農家たちの惜しみない努力から生まれています。猿払村の酪農は、漁業と並んで村の二大基幹産業となっています。
猿払村役場の方に聞いてみました!
猿払村の魅力ってどんなところですか?
猿払村企画政策課 高橋智弘さん
私は小さい頃から猿払で育ってきました。
猿払村のいいところは自然が豊かでとにかく食べ物がおいしいところです!人口約2,700人程度の小さい村なので、人の優しさが身近に感じられて、本当によくしてもらえます。 今年、仕事で関わった自治会長に船に乗せてもらってそい釣りに連れて行ってもらったくらい!まちの一人ひとりとの関係が濃く、暮らしが豊かです。
猿払村企画政策課 新家拓朗さん
私はずっと猿払村に住んでおり、正直「美味しいもの」や「豊かな自然」が豊富にあることが日常でこれが特別なこととは思っていませんでした。
でもふるさと納税に携わり、全国の方々とお話をする機会が増え、村のホタテやアイスが他の地域と比べてものすごくおいしいものだということに気づいたんです。 それからは「どうやったら猿払の良さを知ってもらえるか?」と常に考え、仕事とプライベートの境もあまりなくフットワーク軽く動き回っています。 例えば、猿払村のことをもっと多くの人に知ってもらいたくて、「はいじぃ迷作劇場」のはいじぃさんに依頼して村の動画を作ってもらったりもしています。
猿払村のイチオシスポット、教えてください!
猿払村企画政策課 高橋智弘さん
やっぱりエサヌカ線です!広大な大地と広い空、まっすぐに続く道を走る爽快感が最高ですよ。
猿払村企画政策課 新家拓朗さん
猿払村ではどこからみても、空、海も大地も綺麗に見えます。特におすすめなのがさるふつ公園から見た朝陽です。空の色、雲の感じもとても綺麗ですよ。
猿払村のふるさと納税にはどんな返礼品があるの?
4つの商品がひとつになった「猿払村ふるさとセット」が3名様に当たります!1.さるふつホタテバターカレー
北海道猿払村の肉厚ホタテが丸ごとふたつ、ゴロリゴロリ。ホタテの貝柱とミミの旨みと無塩の「さるふつバター」がたっぷり溶け込んだ五島軒カレーの特別版です。 北海道猿払産肉厚ホタテ入り 五島軒×北隆丸 ホタテバターカレー4箱セット2.乾燥ホタテ貝柱
猿払の海と太陽が味に磨きをかけた乾燥ホタテ貝柱。貝柱を塩だけで味付けし約1か月間かけて潮風と天日でじっくりと乾燥させています。 さるふつ産 ほたて干し貝柱 Sサイズ200g3.帆立のり
猿払のホタテをふんだんに使用した、のりの佃煮となっております。ほたての風味や食感も楽しめるものに仕上がっています。4.潮風香る贅沢キーマ
北海道産のホタテとタコ具材を別添えにした海鮮キーマカレーです。そのままはもちろん、お好みに合わせて出汁をかけていただいてもいっぷう変わった味わいに。北海道猿払村【公式】ふるさと納税特設サイト
試してみたい!アレンジレシピ
新家さん・高橋さんおすすめのアレンジレシピは、2.乾燥ホタテ貝柱を使った炊き込みご飯!猿払村特産!乾燥ホタテ貝柱を使った炊き込みご飯
材料(4人分)
・乾燥ホタテ貝柱…60g・水…400ml
・米…2合
・醤油…大さじ3
・みりん…小さじ4
・料理酒…小さじ4
・みつば…お好み
・にんじん…1/2本
・しいたけ…3本
・しめじ…1/2パック
・油揚げ…1枚(約30g)
作り方
①乾燥ホタテ貝柱を1日水につけ、戻す。②米を研ぎ、30分置く。にんじん、しいたけ、しめじ、油揚げを食べやすい大きさに切る。
③鍋に、①で取ったホタテだしと材料を入れて中火でひと煮立ちさせる。煮立ったら弱火にして10分間煮込む。
④煮込んだら10分間蒸らし、全体を混ぜ込む。最後にみつばをのせて完成。
猿払村のふるさと納税
漁業と酪農が盛んな猿払村。ふるさと納税の返礼品は、とっても豪華で美味しそうなものばかり!北海道猿払村【公式】ふるさと納税特設サイト
水揚量日本一を誇る天然ホタテや干し貝柱、地元の酪農家が搾った新鮮な生乳を使用したアイスやバター、食パンなどの乳製品。村にあふれるおいしいものを味わえることから猿払村のふるさと納税は絶大な人気を誇っています。
しかし現在のふるさと納税という制度は、どうしても「豪華さ」や「お得さ」ばかりに目が行きがちで、各地で返礼品競争が激化するという問題を抱えていますが、猿払村では「村でのより豊かな暮らし」に結びつけるあり方を実践しているのです。
それは、ふるさと納税で得られた財源を「村の未来のまちづくり」に使うこと。具体的には、新産業の創出に向けて、ビニールハウスを設置、イチゴや葉物野菜等の栽培調査研究を行なっています。栽培過程で食育につなげてみたり、収穫したものを村民に食べてもらい健康につなげていくため栄養士、調理師、保健師などに協力いただき「食と健康のプロジェクト」を始動。村民の健康を食から考える取り組みを模索しています。
地域おこし協力隊募集について
猿払村では、今年からビニールハウスを活用した農業の調査研究を行っています。現在2名の地域おこし協力隊員が関わっていますが、仲間を増やしたいと考えています。農業への関わりや、新規プロジェクトへご興味ある方はぜひ!
詳細はこちら
まとめ
日本最北の村「猿払村」は、食も、ひとも、暮らしやすさも、未来への希望もたっぷりの魅力的な村でした。村の味覚を味わうとともに未来に貢献することができるふるさと納税を行うこともぜひ検討してみてくださいね。
北海道猿払村【公式】ふるさと納税特設サイト