「素晴らしい対応」「船旅したくなった」津波警報の中走り続け、乗客を送り届けた北海道からのフェリーに感動の声「頑張れさんふらわあ」|Domingo

「素晴らしい対応」「船旅したくなった」津波警報の中走り続け、乗客を送り届けた北海道からのフェリーに感動の声「頑張れさんふらわあ」

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暮らし

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苫小牧市 北海道

7月30日、北海道から茨城県に向けて出航し、津波警報により海から港に入ることができなくなったフェリー「さんふらわあ」。その船内の様子を伝える数々の投稿に、「素晴らしい対応」「頑張れさんふらわあ」と多くの応援の声が寄せられました。

さんふらわあの船内より🚢
船長より「覚悟してください」と。
何を覚悟するのかというと船長の経験上、海外からの津波はかなりの時間港に入港できないとのこと、、!

さんふらわあ

@hibike291 さんの投稿より引用

さんふらわあ船長「この船は大洗港に着岸できないため、警報が解除されるまで走り続けます。燃料と食料は大丈夫です。」
直径50kmくらいの円を描いて本当に走り続けてる、、! 船員の皆さんは私たちを安全に地上へ送り届けようと頑張ってくれている🙏 ありがとう!

@hibike291 さんの投稿より引用

投稿主は、苫小牧港(北海道)から大洗港(茨城県)へのさんふらわあに乗船した福井響さん。津波が迫る中でも安全運行を続ける船員達に心を打たれ、「さんふらわあの頑張りを船上から伝えていこうと思う」と船内の様子をリアルタイムで実況ポストしていました。

「#頑張れさんふらわあ」リアルタイムで発信される船内の頑張り

船長さん「本日の大洗港の入港を断念しました。今夜と明朝の簡単なお食事をご用意します。洋上で、ご家族、お仕事のご連絡がつながりづらい状況が続いており申し訳ありません。」
全乗客が「船長よ謝らないでくれ」と思ってたと思う。全情報を船長が直接アナウンスしてるのすごい #頑張れさんふらわあ

さんふらわあ

@hibike291 さんの投稿より引用

急遽はじまった夕食の提供はカレーライス🍛
操舵室からレストランスタッフまで総出で対応してくれています。操舵室の白いユニフォームを着た方もエプロンを付けて準備してくれていました🎓 「困ったなー」と言いながらもニコニコと明日の朝ごはんのミーティングをしていて、皆んな船の仕事が好きなんだなぁと🚢 #頑張れさんふらわあ

さんふらわあ

@hibike291 さんの投稿より引用

まるで旅館かのような大浴場🚢 内部の写真は撮れませんが、なんと本格的なサウナ付き、、!サ活愛好家の皆さん、船は盲点だったのではないでしょうか。北海道の訓練帰りと思しき自衛隊の方と勝手に我慢勝負をしましたが呆気なく負けました。

さんふらわあ

@hibike291 さんの投稿より引用

「#頑張れさんふらわあ」のタグと共に発信される船内の様子に、「こんなに素晴らしい船長が働いている船に乗りたい」「ますますファンになりそう」「無事に入港できますように」など続々と寄せられる応援の声。そして乗船から2日目の朝、乗客へ下船のアナウンスが入ります。

朝食の提供が始まるなか、船長による下船連絡の放送が入りました🚢 このあと9時30分を目処に着岸。ただしこれはお客さんを降ろすための一時的な入港許可のようで、それが終われば注意報が解除されるまですぐに沖へ出航するそうです。本当に頭が上がらない。みんな次の旅行はさんふらわあを選んでくれ❗️そして全国にはたくさんのフェリー会社があると思う。どこもこんな努力をして安全運航に努めていると思うと、皆んな船を使って安全で楽しい旅を是非体験してみて欲しいと思った。

さんふらわあ

@hibike291 さんの投稿より引用

さんふらわあさっぽろ、たった今着岸🚢
船員の皆さん本当にお疲れ様でした。
これからお客さんをおろして、すぐにまた沖に退避するそうですがもうしばらく頑張ってください、、!みんな今こそフェリーで旅の計画だ! #頑張れさんふらわあ

さんふらわあ

@hibike291 さんの投稿より引用

投稿を見たユーザーからは、「いつも飛行機だったけどフェリー旅してみたくなった」「さんふらわあに乗ってみたい」等のコメントが。投稿主の福井さんに、今回の旅で特に感じたさんふらわあの魅力を伺いました。

さんふらわあの1番の魅力は「食」だと思います。苫小牧-仙台便に限らず、大阪-鹿児島便も船内レストランのご飯が美味しかった記憶がありますので、さんふらわあのこだわりを感じる部分は「食」ですね。
レストランの開店時間は限られているので、開店したらすぐに入店して、ビールを片手におつまみをたくさんバイキングで取ってきて、あーだこーだ言いながら時間たっぷりレストランで楽しむのがポイントです。

さんふらわあ

福井さんが絶賛する夕食バイキング

また今回驚いたのはサウナ設備です。木の香りが漂う本格的なサウナが浴場に設置されており、サウナ好きの私としては大変楽しませていただきました。下船までの間で5回もサウナを利用してしまいました。

飛行機や新幹線での旅とは違う、船ならではの魅力

さんふらわあ

飛行機や新幹線などさまざまな移動手段がある中で、まだフェリーに乗ったことがないという方も多いはず。そんな方々へ、「まずは近距離便でも良いので一度利用してみると船ならではの優雅な時間の過ごし方に魅力を感じると思います。7月〜9月はぜひ北海道で避暑旅をしてほしいですね。」と福井さんは語ります。この夏北海道旅行を計画されている方は、ぜひ船旅も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

取材協力・写真提供:福井 響 -自転車を洗う人-
■X:@hibike291

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