特別展「揺さぶる絵 変貌する日本画のイメージ」(Sapporo City)| Domingo

特別展「揺さぶる絵 変貌する日本画のイメージ」

Date and Time

2023/9/16~11/12

9:30~17:00(入場は16:30まで)
[休館日]月曜日(月曜日が祝日または振替休日のときは開館、翌火曜日は休館)/展示替期間等。詳しくはスケジュールカレンダーをご覧ください。

三上誠や中村正義、片岡球子の作品など、観る者の心ばかりか、日本画の枠組みそのものさえ揺さぶるインパクトをもった1960年代以降の日本画の数々を、豊橋市美術博物館と道立美術館・芸術館のコレクションを中心にご紹介します。

戦後、日本画滅亡論さえ唱えられ、社会や価値観の変革の波にさらされながら、日本画家たちはリアルで強靭さをそなえた絵画表現を求め、赤裸々な生のあり様や時に凶暴な自然を凝視したり、現代美術に刺激を受けつつ伝統的な素材や技法を見直したりしてきました。とりわけ独自で革新的なアプローチで生み出された作品は、旧来の叙情性ゆたかで繊細優美なイメージの日本画とは一線を画する表現で、観るものの心を強く揺さぶり、日本画の枠組みそのものさえ揺さぶるインパクトを放っています。本展は、そうした表現の数々を、戦後、個性的な画境を切り開いた岩橋英遠(1903-99)や片岡球子(1905-2008)をはじめとする北海道立美術館・芸術館コレクションと豊橋市美術博物館のコレクションを中心にご紹介します。豊橋市美術博物館は、反骨の画家・中村正義(1924-77)をはじめ、三上誠(1919-72)や星野眞吾(1923-97)などの日本画革新の動向に棹さす優れた画家の作品や、既成概念にとらわれない“明日の日本画”を公募する「トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞」(1999〜)の受賞作を数多く所蔵しています。1960年代から今日までつづく日本画創造の歩み―その優れて鮮烈な一端をご紹介します。

〈同時開催〉
■アール・ヌーヴォー 自然を映しだすガラス
自然をインスピレーションの源泉としていたエミール・ガレ(1846–1904)が活躍したアール・ヌーヴォー期を中心に、多様な自然を映し出したガラス表現をご紹介します。
■アートギャラリー北海道 小川原脩記念美術館コレクション展
北海道洋画壇に大きな足跡を残した画家・小川原脩(1911–2002)。故郷であり戦後、終生の制作の地とした倶知安には小川原脩記念美術館が立ち、画家の画業を伝えています。本展では同館のコレクションを中心に代表作を展覧します。

※イベントの開催状況につきましては、主催者様の公式サイトを必ずご確認ください。

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Fee

一般800(600)円、高大生500(300)円、小中生300(200)円、未就学児無料(要保護者同伴)
※( )内は10名以上の団体料金、リピーター割引料金(近代美術館または他の道立美術館・芸術館で開催した特別展の観覧半券をご提示の場合。1枚につきお一人様1回限り有効。有効期限は半券に記載。)
※無料になる方:未就学児(要保護者同伴)、身体障害者手帳や療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方(ミライロID利用可)及びその介護者(1名)など。受付で手帳等をご提示ください。

Venue

北海道立近代美術館 展示室A

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