「六花亭」のおすすめ人気お菓子4選!定番『マルセイバターサンド』の秘話やこだわりから、新発売『原点』まで徹底紹介|Domingo

「六花亭」のおすすめ人気お菓子4選!定番『マルセイバターサンド』の秘話やこだわりから、新発売『原点』まで徹底紹介

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北海道に来て、花柄の紙袋を見ない人はきっといないでしょう。『マルセイバターサンド』に代表される六花亭は北海道銘菓のレジェンドといっても過言ではありません。この記事では、六花亭の原点、そして、お菓子作りに対するこだわり、六花亭を象徴する4つのお菓子をご紹介します。

“家庭のおやつ”をテーマに十勝・帯広で誕生した六花亭

いまや北海道銘菓の代名詞となった六花亭が創業したのは1933年。十勝・帯広で産声をあげました。

六花亭

1933年に創業した、前身である帯広千秋庵

創業当時から家庭のおやつとして、毎日食べても飽きないお菓子作り、毎日立ち寄りたくなるお店作り、ポケットマネーで気兼ねなく購入できる価格設定に努めてきたという六花亭。 地域の菓子屋から、今は北海道を代表する菓子メーカーとして、道内外たくさんの人に愛されています。

お菓子は和菓子、洋菓子という枠にとらわれずさまざまにラインナップ。店舗によっては喫茶室も併設し、こだわりのスイーツやフードメニューを提供しています。

六花亭

JR札幌駅から徒歩5分のところにある札幌本店。店舗、喫茶室に加え、室内楽ホールやギャラリーも

六花亭の創業者である小田豊四郎は「お菓子が売れないのだとしたら、それはお菓子がおいしくないからだ」と、常々話していたそう。つまり、「なによりもまずは、おいしいと納得できる味、それから商品名、包装デザイン、包装の仕上がりまで自信を持って提供できる質であることが六花亭の矜持」だと広報担当者。

続けて「お客さまの体の中に入るものなので、健康に影響を及ぼさないよう古くから家庭の台所で使われてきたような原料選びや、衛生面での品質管理を徹底するといった安心・安全なお菓子づくりを指針に掲げています」と教えてくれました。

六花亭

十勝・中札内村にある六花の森。花柄包装紙に描かれた草花でいっぱいの森を作りたいという思いから作られた

六花亭の顔『マルセイバターサンド』

六花亭

六花亭の看板商品『マルセイバターサンド』

六花亭の看板商品といえば、誰もが一度は食べたことがあるであろう『マルセイバターサンド』。この商品は創業時の屋号である帯広千秋庵から六花亭へと変わる際、社名変更記念菓として発売されたお菓子のひとつで、社名は変わっても六花亭の軸は創業地・帯広にあるという思いと、帯広のお客さまに育てていただいたという思いを込めて作られたのだとか。十勝開拓の祖・依田勉三に敬意を込めて、勉三が率いた開拓移民団・晩成社が十勝で初めてつくったバター『マルセイバタ』に由来し開発したのだといいます。

クリームには北海道産生乳100%のバターを使い、ホワイトチョコレートも加えることで、六花亭ならではの味に仕上げているそう。この濃厚なバタークリームとバランス良く調和するようビスケットも六花亭専用に製粉してもらっているオリジナルの小麦粉で作っているとか。しっとりとしたビスケットとバタークリーム、そしてレーズンの三位一体は思わず笑みがこぼれる美味しさです。

六花亭

『マルセイバターサンド』5個入870円

日本初のホワイトチョコレートは六花亭が作った!?

六花亭の屋台骨といえる商品は、これだけではありません。意外と知られていませんが、日本で初めてホワイトチョコレートの製造・販売をしたのも六花亭なんです。

創業者がヨーロッパを視察した際に、ごくごく小さな規模の菓子屋が当たり前のようにチョコレートを作り、販売している様子を見て、日本でもチョコレートの時代が来るだろうと感じ、早々に設備を整えたのだそう。「設備が整った以上、自社にしか作れないものを」と、北海道の雪のイメージに重なる白いチョコレートの製造に取り組み、1968年にホワイトチョコレートが誕生しました。

六花亭

まくら木がモチーフの『ホワイトチョコレート』1枚145円

北海道産のミルクでつくる濃厚な味が特徴のホワイトチョコレートは定番の商品であると同時に『マルセイバターサンド』のバタークリーム、『霜だたみ』のクリーム、『雪やこんこ』のクリーム、といったように、ほかのお菓子のアクセントにも使われています。いわば六花亭のお菓子を支える、縁の下の力持ち的存在なのです。

地元人気の隠れた名品『チョコマロン』

ロングセラー商品といえば『チョコマロン』にも言及しないわけにはいきません。特に地元客から根強い人気を誇るこちらの商品。

六花亭

ラム酒の効いた大人味のお菓子『チョコマロン』3個入540円

栗餡をココアビスケットでサンドしてミルクチョコレートでコーティング、チョコレートのバランスにとことんこだわった一品です。ぼってりと付き過ぎないよう、また、表面が美しく仕上がるよう今なお手作業でコーティングをしているのだそう。こうした細かい手仕事がファンを魅了してやまないのかもしれません。

細やかな手仕事が光る原点であり最新作のお菓子

長く愛される商品がある一方で、新たに誕生する商品もあります。2025年7月に発売開始されたばかりの『原点』のその一つです。

六花亭

口に入れると薄いホワイトチョコレートが溶け苺のソースがとろり。『原点(ストロベリー)』

前述の通り、六花亭にとって『ホワイトチョコレート』は格段の思い入れがある商品。また、1999年に発売した『ストロベリーチョコ』というお菓子も『マルセイバターサンド』に次いで、六花亭の名前を全国へと広げるきっかけとなりました。『ストロベリーチョコ』はフリーズドライ苺をチョコレートでコーティングしたもので、苺も六花亭のお菓子づくりには不可欠な存在です。

六花亭

2026年新発売『原点(ブルーベリー)』4個入500円

このソースを丸くかたちづくるのも全て手作業です。「もちろん手作業だから良いという訳ではなく、工場には機械を使う製造ラインも多々あります。生産性を鑑みると機械の方が効率的であることは疑いようもありません。しかしながら、本当においしいと胸をはってお店に並べられるか?という創業以来の基準に照らし合わせると、理想とする味、見た目の仕上がりにするためには人の手でなくては補えない部分があるのです」と広報担当者。

『マルセイバターサンド』を筆頭に、数々の銘菓を世に送り出し、北海道一の菓子メーカーとして名を馳せる六花亭。長きにわたり、愛され続けている背景には、常に原点に立ち返り、真心を込めてお菓子作りをしている人々の姿がありました。

※記載されている金額は全て税込です。
※掲載情報は記事公開時点のものです。掲載情報はその後変更となる場合がございますので、最新情報は公式サイトなどをご確認ください。

ライタープロフィール

札幌在住ライター 高島 夢子

佐賀県生まれ。同志社大学文学部西洋文化史学科卒業。大手旅行代理店での勤務を経て、京都の出版・編集プロダクションにてエディター・ライターとして経験を積み、2022年に独立。2024年、好きが高じて北海道へ移住する。旅、食、文化などのコンテンツを中心に、書籍、雑誌、Webメディアで記事を編集・執筆する。

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