Domingo 記事
キングムー跡地に「ランドーホテル札幌ヘリテージ」がグランドオープン
2023年、営業終了前のキングムー
1991年、バブル期にディスコとして開業した「キングムー」。古代メキシコの遺跡を思わせる独創的な外観や内装で、すすきのの名所として知られ、多くの人から愛されてきました。建物の老朽化と再開発のため2023年に閉店・解体され、新たなホテルの建設が進められてきました。キングムーの跡地がどのような建物になるのか、注目していた地元民も多かったことでしょう。
「ランドーホテル札幌ヘリテージ」外観
完成したのが、今回オープンした「ランドーホテル札幌ヘリテージ」です。地上14階建て、全125室。プレミストドームでの大型ライブや雪まつりシーズンなど、ホテル不足になりがちなタイミングにも心強い客室数です。
ホテルへ入る人を監視するかのような目!
エントランスに近づくと、左手にはこちらをギロリとにらむ大きな目。かつてキングムーの外壁を飾っていた、大きな顔のオブジェを再利用したものです。
ホテルへ入る瞬間から非日常感、異世界感がある楽しい仕掛けで、フォトスポットとしても人気が出そうです。キングムーを知る人にとっては懐かしさを、初めて訪ねる人にとっては新鮮な驚きを感じられそうですね。
キングムーがよみがえったようなレセプション
レセプション(フロント)周辺や共有スペースも、独特の雰囲気があります。キングムーのバーカウンターやVIPルームを飾っていたオブジェが活用されています。
古代遺跡から発掘された石板のようなオブジェ
1階エレベーターホールには、遺跡から発掘された石板のようなちょっと不思議なアートが設置されています。手をかざすと何かが起きるので、ぜひ試してみてください。
全室キッチン・洗濯機付き!暮らすように滞在できるアパートメントホテル
子供と一緒に寝やすいセミダブルサイズのベッド2台
キングムーの不思議な世界観を残した共用部と異なり、客室内はナチュラルな雰囲気。こちらは55平米のツインルーム。最大定員は4名で、セミダブルサイズのベッドが2台入っています。
ランドーホテル札幌ヘリテージは広めの客室が多く、全125室のうちベッド2台を備えた40平米以上の客室が110室もあります。グループや家族旅行でも、みんな一緒に泊まれそうですね。
テレビを見ながらおしゃべりできるソファスペース
ベッド回りが広いだけでなく4人掛けのダイニングテーブルとソファセットがあり、客室で過ごす時間も充実しそうです。
扉付きの大型クロ―ゼット
クローゼットが大きいのもポイント。厚手のアウターやスノーブーツなどの冬物がかさばりがちな季節でも心強い大きさです。
2ドア式冷蔵庫や電子レンジ、IHヒーターを備えたキッチン
キッチンには調理器具やカトラリー、グラス、食器、大きめの冷蔵庫や電気ケトルやIHコンロ、電子レンジなどがそろっています。メロンやトウキビ、カニなど北海道らしい食材を買ってきて、お部屋で食べる!なんていう体験も楽しめそう。
ホテルから徒歩約10分「サンドリア」のサンドイッチ
地元民としては、札幌で愛される24時間営業の名店「にぎりめし」や「サンドリア」にも徒歩圏という立地を生かして、朝のお散歩がてら朝食を買いに出かけるのもおすすめしたいです。
洗い場、バスタブともゆとりがあるバスルーム
バスルームは、親子で一緒に入りやすい独立タイプ。バスタブ、洗い場ともに広く、ゆとりがあります。
室内の洗濯機でいつでも洗濯ができる安心感!
洗面スペースには洗濯機も。館内の全室にキッチンと洗濯機が完備されており、暮らすように滞在できます。
最大8名まで宿泊可能!3世代旅行やグループ旅行にもぴったりのスイートルームも
スイートのLDKスペース。札幌軟石をあしらった壁が印象的
ツインルームもゆったりとした間取りでしたが、さらに広い「スイート」は100平米超。最大定員は8名で、3世代旅行やグループ旅にもぴったりです。
セミダブルサイズのベッド2台を備えた寝室
寝室も広く、大きめのスーツケースを広げるスペースも充分に取れそうです。メインのバスルーム・トイレだけでなく、主寝室にも専用のシャワーブースやトイレ、洗面がついているぜいたく仕様です。
みんなで食事ができるダイニングテーブル
自然光がさしこむリビングスペース。大きなダイニングテーブルがあり、みんなそろって食卓を囲むことができます。14階の窓からは、藻岩山方面までよく見渡せました。
札幌らしい食材を買ってきてお料理したくなるキッチン
リビング・ダイニングとつながるアイランド型のキッチンは、ミニサイズではなくゆったりとしたフルサイズ。自炊したり買ってきた食材を置いたりするのに便利です。
北海道の森を思わせる白樺を配したリビングルーム
なお、108平米のスイートは最上階に全部で3室あり、それぞれインテリアが異なります。リビングスペースには札幌軟石が使われていたり白樺の木をモチーフにしていたりと、さりげない北海道らしさを感じられました。
2人同時にメイクや歯磨きができそうな洗面スペース
洗面台がふたつ並んでいるので、朝の身じたくで鏡の取り合いをせずにすみそう。拡大鏡があるのもうれしいポイントです。
ランドーホテル札幌ヘリテージのエントランス
ランドーホテル札幌ヘリテージは、新しくて機能的なアパートメントホテルでありながら、随所にキングムーの建物や文化をヘリテージ(=遺産)として残しているのが印象的です。この土地の記憶、あるいは歴史を継承し、再構築したホテルなのだと感じました。長期滞在やグループ旅行に、特におすすめです。
ランドーホテル札幌ヘリテージ
■所在地:札幌市中央区南7条西4-424-10
■客室数:全125室
■アクセス:地下鉄南北線「すすきの」駅より徒歩約5分
「ランドーホテル札幌ヘリテージ」の詳細や地図情報はこちら
ライタープロフィール
札幌在住ライター 羽田 さえ
岐阜県出身。2021年に熊本から札幌へ転居し、北海道の広さとおいしさに驚愕。グルメ、旅行、農業、不動産を専門とするフリーライター。
