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Domingo編集部
宮内温泉の歴史は古く、発見されたのは江戸時代の安政の頃(1850年代)だったと言われています。なんでも、島牧村の村史によると、熊が湯壺に入っているのをたまたま見かけたのがはじまりなのだとか。宮内温泉が開業したのは昭和20(1945)年のこと。
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そんな宮内温泉に、昭和46(1971)年11月10日、ゾウの花子がトラックの荷台に乗ってやって来ます。もともと旭山動物園で飼育されていた花子でしたが、クル病が原因で歩くのさえ困難な状態となり、紆余曲折を経て島牧村に辿り着いたのです。
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花子専用のプレハブも建て、湯治生活は5年にも及びました。その後、病状も回復してきたため、暖かい本州に向けて旅立ったということです。体の大きなゾウまで癒してしまう宮内温泉、気になりますよね?
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泉質はナトリウム・炭酸水素塩・硫酸塩泉。無色透明で赤い湯花が浴槽の底に沈んでいます。100%源泉掛け流しで、外のパイプを通って浴槽に注がれます。もともと約48度近くある源泉温度ですが、湯量のみで温度を調節しているようです。
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露天風呂から眺める広々とした田園風景が、これ以上ないくらいの開放感を味わわせてくれます。日帰りでももちろん堪能できますが、宮内温泉は宿泊するのもおすすめです。
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というのも、宮内温泉で出されるお米がちょっと特別なんです。なんと水田で温泉水を使用して育てた「宮内温泉米ゆめぴりか」というお米!ほどよい粘りとほのかな甘みが、きっとクセになりますよ。
ぜひ宿泊して、歴史ある温泉とおいしいお米を堪能してみてくださいね。
※宮内温泉の雰囲気をもう少し知りたい方は、私たちのTouTubeチャンネル「ほわっと湯めぐり北海道」をぜひご覧ください!
<宮内温泉>
所在地:北海道島牧郡島牧村字泊431
電話:0136-75-6320
公式サイト:https://guunaionsen.jimdofree.com/
ライタープロフィール
北海道観光カメライター
チームぶちねこ
北海道の観光スポットや観光施設につながりをたくさん持ってる「チームぶちねこ」です。北海道に住んでいると当たり前に思っているものでも、素晴らしい資源がたくさんあります。そんな素敵な北海道の魅力を発信していきます。