Domingo編集部
2019年12月、小樽に素敵なお店がオープンし、今や話題のスポットとして地元に根づきつつあります。それが「小樽百貨UNGA↑」!「小樽百貨UNGA↑」は「おたるひゃっかうんがぷらす」と読みます(以下ウンガプラス)。一体どんなお店なのか、さっそく覗いてみましょう。
JR小樽駅から中央通を海側へ歩くこと約8分、小樽運河へ渡る交差点の左手前にウンガプラスはあります。明治26年に建てられた「旧小樽倉庫」をリノベーションしたという由緒ある建物です。
店内で扱っている商品は、どれも小樽に関わるものばかり。シーズン毎に入れ替わりますが、常時100アイテム以上が並ぶのだそう。ウンガプラスが目指しているのは、いわば小樽ブランドのセレクトショップなのです。
そしてウンガプラスの商品を知る上で欠かせないのが、北前船の存在です。買積船として関西から瀬戸内海をぐるり巡り、日本海を北上して小樽を目指した北前船は、物資と共に多くの文化を運びました。
ウンガプラスには、そうした西廻り航路で北前船が寄港した各地の良品が並ぶコーナーもあります。歴史に思いを馳せながら、お気に入りの一品を探すなんて素敵ですね。
また、ウンガプラスは多くのオリジナルアイテムも生み出しています。小樽の歴史や文化を感じさせる魅力的な商品の中から、いくつかをご紹介!まずは「小樽瓦焼バウム」(5個入/税込1,080円、単品/税込194円)です。
北前船は、船のおもりとして瓦を載せて往路を進んできました。その瓦をイメージして作られた、レトロなパッケージも可愛らしいお菓子です。
バウムクーヘンをラスクにして、上からキャラメルをかけています。カリッとしたキャラメルがけ部分と、サクッとしたラスクの食感が特徴的な、ほんのり甘い大人な味わいです。手土産にしても喜ばれそう。
もうひとつ手土産におすすめの商品が「旧小樽倉庫譚フォンダン・オ・ショコラ」(税込1,350円)です。ウンガプラスの店舗にもなっている旧小樽倉庫をイメージしたパッケージに、しっとり濃厚なフォンダンショコラが10ピース詰まっています。
お酒が好きな人にたまらないのが「北海美味撰HOKKAI CAN」(税込390円~)。魚の身を花弁のように詰める「菊詰め」という、大変手間のかかる手法を採用しています。身が崩れにくく、何より缶を開けた時の見た目に心躍りますよね。
北海道で水揚げされる新鮮な魚介、その旨味をギュッと封じ込めた缶詰は「いわしのオリーブ煮 レモン」や「真だらこ醤油煮」など、どれもおいしそうで全種類買い揃えたくなります。晩酌のお供にはもちろんのこと、アレンジレシピでサラダなどに加えるのも良さそう。
食べ物だけではありません。ウンガプラスのオリジナルアイテムの中には、こんなカラフルなバッグもあるのです。その名も「ICHIBA TOTE」(税込12,650円、ミニサイズ/税込6,930円)。
小樽に6ヶ所ある市場へ、このトートを提げて出かけませんか……という思いが込められています。創業75年のテント工場「株式会社ササキ」とコラボした、しっかりした縫製技術の楽しくなる買い物バッグです。
また「土鍋nawame」(税込13,200円)という、その名の通り縄の跡目が美しい土鍋も、陶芸家の大石俊久さんとのコラボ商品です。
「なぜ土鍋?」と思われるかもしれませんが、実は小樽から余市にかけては縄文時代の古代遺跡の密集地。その歴史に思いを馳せて考案された土鍋、というわけなのです。言われてみれば、どことなく土器っぽい風合いが感じられますね。
この他にも、和テイストの雑貨や地元のお酒、おしゃれなファッション小物など、さまざまなアイテムが訪れる人の目を引きます。ひとつひとつに作り手の思いが込められた、食料品や日用品。そのどれもが小樽の空気をまといながら、きっと生活を豊かに彩ってくれるはずです。
小樽を訪れた際は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。
<小樽百貨UNGA↑>
所在地:北海道小樽市色内2丁目1番20号
電話:0134-65-8150
公式サイト:https://unga-plus.com
(サムネイル写真提供:小樽百貨UNGA↑)
ライタープロフィール
北海道観光カメライター ぶちねこ
北海道の観光スポットや観光施設につながりをたくさん持ってる「ぶちねこ」です。北海道に住んでいると当たり前に思っているものでも、素晴らしい資源がたくさんあります。そんな素敵な北海道の魅力を発信していきます。