手つかずの美しい自然が広がる道東地域を巡る「道東・釧路＆根室ぐるっと旅」！バスや鉄道などの公共交通機関を使い、絶景や絶品グルメを満喫できる札幌発着2泊3日のプランをご紹介します。お友達同士やパートナー、ご家族などで楽しめるルートですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

今回の旅は札幌駅前ターミナルからスタートし、バスで釧路を目指します。バスの移動におトクな「らくとくスマホチケット」は、都市間高速バス2回分の乗車券が30%引き！インターネット、またはターミナル窓口などで購入できるので、旅行の数日前までには入手しておきましょう。

札幌から釧路までは約300km。これから始まる大冒険にワクワクしながら、バスの旅を堪能しましょう。

【中央バス「札幌バスターミナル⑮番のりば」からスターライト釧路号で約5時間30分 「釧路駅前ターミナル」着】

釧路についたらまずは昼食！釧路駅前ターミナルからすぐ、徒歩4分のところにある釧路和商市場に向かいます。

新鮮な魚はもちろん、お肉や野菜など50ものお店が軒を連ねています。ここの名物は、好きなネタを好きなだけ乗せて味わえる勝手丼！

先にごはんを買い新鮮なネタがあるお店へGO！いくらをたっぷり入れてみたり、どんぶりに溢れんばりにネタを盛ったりと、世界で1つだけのオリジナル海鮮丼が作れますよ。

釧路和商市場

■所在地：釧路市黒金町13丁目25
■営業時間：8:00～17:00（月曜日～土曜日）
「釧路和商市場」の詳細をDomingoで見る

和商市場で新鮮な海鮮丼を味わった後は、釧路の街並みを眺めながらホテルまで歩きます。

釧路の空気を味わいながら本日お世話になる釧路プリンスホテルへチェックイン。釧路プリンスホテルは、客室内からも海が見える眺望の良いホテル。一旦長時間の移動で疲れた体を休ませてあげましょう。

【釧路プリンスホテルから徒歩10分】

ほんのり薄暗くなってきたころにホテルから歩く事10分、釧路名物の夕陽を眺めに幣舞橋に到着！釧路の夕日は世界三大夕日の1つとして数えられており、特に、釧路のランドマークである幣舞橋をはじめその周辺から見る夕日は絶景です。

季節によって日の入りの時刻は違いますが、幣舞橋に着いて夕日まで時間があったら周辺で撮影スポットを探すのもよいでしょう。日が傾くにつれて空と夕日と幣舞橋が美しく変化する、絵画のような風景を撮影したり、橋と夕日のコラボレーションを楽しむことができます。

幣舞橋

「幣舞橋」の詳細をDomingoで見る

幣舞橋で夕日を眺めた後は、お待ちかね夕食の時間。夕日が落ちて辺りが暗くなると、幣舞橋やその周辺ではキレイなライトアップが始まります。そんな中、幣舞橋のすぐ横にある「釧路フィッシャーマンズワーフMOO」へ向かいます。

【幣舞橋から徒歩4分】

ここ釧路フィッシャーマンズワーフMOOは、お土産屋さんや飲食店など、釧路の食の魅力をギュッと集めた商業施設。まずは探索してみましょう！

水槽の中でカニが元気に動いています…名物「毛ガニのUFOキャッチャー」もこの施設内にあります。

お金を入れてクレーンを動かし毛ガニをキャッチして落とす。これが結構難しい。もちろん、無事に取れたら持ち帰ることができます。旅の思い出に一度挑戦してみてはいかがでしょうか。

一通り楽しんだところで2階の「釧路・港の屋台」に向かいます。いよいよ本日のメインディッシュです。

2階にある「釧路・港の屋台」にはたくさんのお店が並んでいますが、どの席に座っても全ての店舗のメニューが手元に届きます。港町・釧路ならではの新鮮な魚介類、釧路名物のザンギ、焼き鳥、中華料理、定食など、お店の垣根を越えて釧路の味をたっぷり堪能できますよ。

釧路フィッシャーマンズワーフMOO

■所在地：釧路市錦町2丁目425
■営業時間： ＜1階 ショッピングゾーン＞通常：10:00～19:00 / 7月・8月：9:00～19:00 / 12月31日・1月2、3日：10:00～17:00
＜2階 釧路港の屋台＞ランチタイム：（一部店舗）11:30～14:00 / ディナータイム 17:00～24:00
「釧路フィッシャーマンズワーフMOO」の詳細をDomingoで見る

釧路の味覚を堪能した後は、釧路プリンスホテルに戻ります。ホテルの部屋はツインルールであれば全室オーシャンビュー。ホテルから釧路の夜景を堪能しつつ、明日に備えて疲れを癒しましょう。

朝食は釧路プリンスホテル最上階のトップオブクシロで。ガラス張りの明るいレストランからは、釧路の街並みが望めます。

2日目はJR花咲線で根室に向かいます。花咲線は北海道一長い鉄道路線「JR根室本線（滝川－根室）」のうち、釧路と根室を結ぶ135.4kmの鉄路の愛称です。

花咲線の車窓からは、牧場や湿地など道東ならではのダイナミックな自然を見ることができます。移り行く絶景に魅入っているうちに、電車はJR根室駅に到着します。

【JR釧路駅から根室本線（花咲線）根室行き JRで2時間31分 JR根室駅着】

10:55 JR根室駅

根室駅で今度はバスに乗り換えて、納沙布岬を目指します。

【根室駅前ターミナルから納沙布線納沙布岬行きバスで44分 納沙布岬停留所着】

納沙布岬は日本で一番早く朝日が昇ることで有名で、年始には初日の出を拝もうと多くの人が訪れます。岬には日本最古の灯台が立っていて、海の向こうに歯舞群島の水晶島や国後島を肉眼で確認することができます。

納沙布岬

■所在地：北海道根室市納沙布
「納沙布岬」の詳細をDomingoで見る

時間もちょうどお昼なので、ここでランチタイム。食事ができるお店は近隣に数件ありますが、今回は「海鮮料理東光」さんで食べることができる「かに吹雪丼」を食べてみることにします。

パカッとふたを開けると白とピンクのかにの身がたっぷり。花咲がにの鉄砲汁もついていて、お腹も大満足！おいしいランチを食べた後は、さらに根室の名所を巡ります。

【納沙布岬停留所から納沙布線根室駅前ターミナル行きバスで44分 根室駅前ターミナル着】

【根室駅前ターミナルからタクシーで約11分 花咲岬/根室車石着】

花咲岬に到着しました。ここに広く点在する「ホイールストーン」と呼ばれる石を直訳した名前が、国の天然記念物にも指定されている「車石」。岬にある花咲灯台の眼下にある車石は、車の車輪の様に見える岩で、昔マグマが海中で冷やされてできたとされています。ここでは最大6メートルというものをはじめ、大小様々な車石をみることができます。

花咲岬の周辺は遊歩道が整備されていて、ダイナミックな自然美を体感することができます。

花咲灯台車石

■所在地：北海道根室市花咲港
「花咲灯台車石」の詳細をDomingoで見る

地球のロマンを感じたあとは「根室市歴史と自然の資料館」に向かいます。

【花咲岬/根室車石から徒歩で約20分 根室市歴史と自然の資料館着】

レンガでできた重厚な造りが特徴的な根室市歴史と自然の資料館は、根室市とその周辺の歴史、自然資料の収集、保管、展示を行っている施設です。

館内には根室に生息している動物の剥製や、遺跡からの出土品も展示されています。特にここでしか見られない「国境標石」は一度は見ておきたい物の一つ。海に囲まれた日本でみられる唯一の標石として希少価値の高い資料です。

根室市歴史と自然の資料館

■所在地：北海道根室市花咲港209番地
■営業時間：9:30～16:30
「根室市歴史と自然の資料館」の詳細をDomingoで見る

根室は知れば知るほど自然に愛されている場所だということを感じたところで、本日の宿へ。

【根室市歴史と自然の資料館からタクシーで8分 イーストハーバーホテル着】

イーストハーバーホテルは、根室駅から徒歩で約7分、国道44号線沿いにある好立地なホテル。「過ごしやすさ」を第一に考えられた空間は、過ごしやすい環境が整えられています。

上層階の窓からの眺望もよく、根室の街の他にも知床連山や国後島など遠くまで見渡せます。海側のお部屋では、夕日が見れることも。夕食までは少し時間があるので、ちょっと一休み。

【イーストハーバーホテルから徒歩5分】

夕食は「回転寿司 根室花まる 根室本店」へ。回転寿司と侮ることなかれ、漁師町の活気を感じるこのお店では、新鮮なお寿司など根室ならではのネタがいただけます。

硬い殻で剥くのが大変な花咲ガニを手剥きで丁寧に取り出した「根室産手剥き花咲がに軍艦」や大きなほたてが2段乗った「二階建てほたて」など、おすすめを挙げるときりがありません。

こちらは「花咲がにの鉄砲汁」。器の中にドドン！と大きな花咲がにが鎮座しています。身や殻からは花咲がにのエキスがたっぷり出ていて、滋味深い味は身体を温めてくれます。おいしいお寿司を味わいながら深まっていく夜を楽しみましょう。

【回転寿司 根室花まる 根室本店から徒歩5分 イーストハーバーホテル着】

ぐるっと旅の道東編もいよいよ最終日。ホテルの朝食を堪能したあとは、JR根室駅から花咲線に揺られて厚岸町へ向かいます。

【JR根室駅からJR根室本線（花咲線）で1時間37分 JR厚岸駅着】

10:00 JR厚岸駅

JR根室本線（花咲線）で揺られること約1時間半、厚岸に到着しました。駅を出て階段を登った小高い丘の上に、厚岸の魅力がギュっと詰まった「厚岸味覚ターミナル・コンキリエ」が見えてきます。

【JR厚岸駅から徒歩4分 厚岸味覚ターミナル・コンキリエ着】

牡蠣の外観がかわいらしいこちらの施設には、道内でも有数の牡蠣の産地である厚岸町だからこそ味わえるグルメが勢ぞろい！鮮度抜群の牡蠣を蒸した「蒸し牡蠣」や、たっぷりのカキフライを挟んだボリュームたっぷりの「フライドオイスターバーガー」など、数々の絶品牡蠣メニューに出会えます。

さらに館内には、厚岸湖を一望できる展望室や、厚岸の海の生態がわかる水族館もあり、お子さま連れやご家族でも楽しむことができますよ。

厚岸味覚ターミナル・コンキリエ

■所在地：厚岸郡厚岸町住の江2丁目2番地
■営業時間：4月～9月 9:00～20:00 / 10月～12月 10:00～19:00 / 1月～3月 10:00～18:00
「厚岸味覚ターミナル・コンキリエ」の詳細をDomingoで見る

【JR厚岸駅から徒歩15分 厚岸漁業協同組合直売店エーウロコ着】

おいしい牡蠣を味わったならお土産もいかがでしょう？駅から徒歩でおよそ15分ほどで到着する「厚岸漁業協同組合直売店エーウロコ」は、地元の方も買いに来る厚岸漁協直売店。店内には牡蠣はもちろん、さまざまな種類の海産物が販売されています。お世話になっているあの人へ、美味しい海産物を送ってみるのもいかがでしょうか。

お昼ごはんはコンキリエに戻って店内の魚介市場で買ったカキやサンマを焼いて食べるのもオススメ！次に乗るJR厚岸駅からの電車は15時04分発なので、厚岸で思い思いの時間を過ごしてみてください。

【厚岸漁業協同組合直売店エーウロコ着から徒歩15分 厚岸味覚ターミナル コンキリエ/JR厚岸駅着】

15:00 JR厚岸駅

厚岸でお腹もお土産もいっぱいです！再び花咲線で釧路へ向かいましょう。

【JR厚岸駅からJR根室本線（花咲線）で50分 JR釧路駅着】

札幌行きのバスは18:05発と少し時間があるので、初日に楽しめなかったところを巡ります。JR釧路駅から幣舞橋近くまでを結ぶ北大通周辺には、個性豊かな喫茶店がたくさん！地元の大学生の方々を中心とした団体「くしラボ」さんが北大通の喫茶店を取材している「くしろ北大通マップ」があるので（ダウンロードはこちらから）、こちらを元に好きなお店を探してみてはいかがでしょうか？

バスに乗るまでの時間は喫茶店で時を忘れるのもよし、駅ナカの食事処でご当地グルメ「スパカツ」を楽しむのもよし、お土産の買い忘れがあれば1日目で訪れた和商市場でお土産を選ぶのもよし！長旅で疲れた体を休めながら、釧路滞在を楽しんでくださいね。

【釧路バス「釧路駅前バスターミナル」からスターライト釧路号で5時間10分 札幌駅前ターミナル着】

23:15 札幌駅前ターミナル