Domingo編集部
「体操着がない」「夏休みと冬休みの長さが大体同じ」意外と知らない学校の北海道あるある
子供の頃の思い出がいっぱい詰まった学校生活。しかし、あとで振り返って「これって北海道だけだったの?」と思うことがたくさん。そんな学校での「北海道あるある」ネタをご紹介します。
1.体操着がない
北海道の子どもたちは体育の時間のために着替えることはなく、そのままの服装でグランドや体育館へ向かい授業を受けます。本州では体操着に着替えるのが当たり前ですが、北海道には着替えるという概念もないのです。なので、汚れたらアウト。もちろん着替えなんかは持ってきているはずもないので、汚れたら保健室などで服を借りるなどしてなんとかしのぎます。
2.夏休みと冬休みの日数が大体同じ
夏休みが長くて冬休みが短い本州に比べ、北海道の学校では、夏休みと冬休みの日数はほぼ同じになっています。その理由は諸説あるようですが、雪で道路がふさがってしまい学校には通いにくいから。と昔の文部省が特例として通達したものが有力なようです。
とはいえ、いまでもたまに雪で道路が埋まることが本当にあるので、夏休みは少し短いですが、冬休みが長いのは子ども達にとって嬉しいことですよね。
3.上靴は自由
北海道の学校では基本上靴は自由。そのため、子どもたちはカッコイイのやら可愛いのやら、好きな靴を自由に選べます。また、多くの子ども達がバレエシューズではなく、普通のスニーカーを履いています。指定靴のある本州から比べると、足元のおしゃれも楽しめるなんて羨ましい限りかもしれません。
4.ランドセルを6年生まで使わない
本州では、6年生までランドセルを使うのが一般的ですよね。6年生ともなると、大きな体に小さなランドセル…という光景を何度か見ました。しかし、北海道の小学生はほぼほぼ6年生までランドセルは使いません。
だいたい4年生くらいからポツリポツリとリュック派が現れてきます。そして、6年生になるころには「ランドセルを背負ってるのってダサ」的な空気が流れるのです。結果、ランドセルを使っている子がほとんどいなくなっています。
5.プール授業は小学生まで
体育の授業で行われるプール授業。そもそも日本の学校がプール授業をするようになったのは、約60年くらい前から。本州では、小学校から中学・高校までの学生がプール授業を受けていますが、しかし!北海道では小学生まで。
その理由として、北海道は寒冷地のため、水温を保つのが難しかったり、冬の凍結でプールの老朽化が進みやすかったりなどの理由があるようです。さらに、本州の多くの学校ではスクール水着を着用しますが、北海道は自由!なので、夏になると思い思いの水着を着て授業を受けるので見た目はとても華やかです。
6.修学旅行が道内の場合もある
北海道の場合、他県に行くには海を越えなければいけません。高校生ともなると、ほとんど全ての学校が道外や国外へ行きますが、小中学校までは、修学旅行が道内の場合もあるのです。
函館などの道南方面に住んでいる方は東北などへ行く場合もあるでしょう。しかし、多くの学校は移動距離の問題もあり、修学旅行は道内の場合が多いようです。筆者は北海道の東側出身なので、函館の方に行くだけでも車で8時間くらい平気でかかります。移動距離を考えると、修学旅行が道内になってしまうのも仕方がないのかもしれないですね。
とにかく北海道の学校は自由!
水着から始まり上靴や体操着まで、北海道の学校は見た目の統一性は皆無といっても良いでしょう。ちなみに、冬になると子ども達が着てくるスキーウェアももちろん自由です。体育の時に汚すとその日一日が終わるということを除けば、自由が多い北海道の学校は楽しい事ばかりなのかもしれませんね。
※画像はイメージです
ライタープロフィール
北海道観光カメライター ぶちねこ
北海道の観光スポットや観光施設につながりをたくさん持ってる「ぶちねこ」です。北海道に住んでいると当たり前に思っているものでも、素晴らしい資源がたくさんあります。そんな素敵な北海道の魅力を発信していきます。