Domingo編集部
札幌市青少年科学館とは
札幌市青少年科学館は1981年10月、札幌市厚別区に開館。科学を楽しく体験的に学べる施設として、小中学生をはじめ、幅広い世代に親しまれてきました。中でも人気のプラネタリウムは2016年4月13日にリニューアル。最新の光学式プラネタリウムを導入し、およそ一億個もの星を忠実に再現しています。一方、展示物の老朽化が進んだことから、2022年から休館し改修工事が行われてきましたが、2024年4月1日ついにリニューアルオープンします。
1F:直径18mのドームに一億個の星「エントランス・プラネタリウム」
正面入口を入ると、受付の横に人気のプラネタリウムがあります。プラネタリウムはコロナ禍は40分のプログラムでしたが、2024年4月のリニューアルオープンからコロナ前同様各回50分のプログラムに(一部幼児向け番組は30分のプログラム)。人気のプラネタリウムプログラムの上映と共に、専門の職員が夜の星空や月替わりの宇宙の話題を生解説してくれます。また工作室も同じ1Fにあり、日・祝は小・中学生を対象とした工作教室が行われています。
2F:マイナス30度の世界やウインタースポーツを体験「ガイアタウン」
多くの展示がリニューアルされた2F「ガイアタウン」は大きく「雪氷エリア」「環境・気象エリア」「天文・地球科学エリア」に分かれています。テーマを緩やかにつなぐ「サイエンスストリート」に沿って進んでいくと、北方圏の科学を体系的に学ぶことができます。
雪・氷エリア
雪氷エリアは、札幌市の生活に根差した自然現象「雪」や「氷」について学ぶことができるエリア。雪の結晶の美しさや多様性、積雪の多い都市ならではの特性など、北国でしか学ぶことができない雪や氷の魅力を紹介しています。中でも目玉は、マイナス30度の世界が体験できる「低温プレイグラウンド」。濡れたタオルも凍る世界を体験することができます。また、この度のリニューアルで「カーリング」や「スケルトン」といったウインタースポーツの動作体験もできるようになり、子どもたちに人気となりそうです。
環境・気象エリア
環境・気象エリアは、北海道・札幌の気象・気候について学ぶことができるエリア。四季の中でも北海道・札幌ならではの特徴をもつ「冬」にフォーカスし、さまざまな気象現象について楽しく学ぶことができます。
天文・地球科学エリア
天文・地球科学エリアでは、リニューアル前からある大きな地球ドームがお出迎え。地球ドームをぐるっと周りながら、宇宙の誕生から北海道の成り立ちまでを学ぶことができます。
ディスカバリーコーナー
ディスカバリーコーナーでは、日本人によって初めて研究された恐竜「ニッポノサウルス」の発掘場所や頭蓋骨のレプリカを展示している他、アンモナイトの実物展示を見ることができます。
3F:科学を身近に体感!地下鉄東西線の運転疑似体験も「テクノロジータウン」
2Fと同じくフロア全体が大幅にリニューアルされた3F「テクノロジータウン」は、大きく「サイエンスパーク」「ボディアドベンチャー」「サッポロバックステージ」「サイエンスショーコーナー」に分かれています。トイレと休憩コーナーの近くにはキッズスペースと授乳室が設けられているので、乳幼児と一緒の保護者の方でも安心です。
サイエンスパーク
サイエンスパークは、さまざまな科学現象を身近に感じ、体感できるエリア。空気の力をつかった体験や、ゆがんだ鏡で不思議な像を観察するなど、小さなお子さまでも楽しみながら科学の不思議を知ることができます。
ボディアドベンチャー
ボディアドベンチャーは、五感をつかって人体について学ぶことができるエリア。普段気づくことが難しい人体内部のはたらきを、科学の視点からわかりやすく学ぶことができます。
サッポロバックステージ
サッポロバックステージには、札幌の街中を走っていた地下鉄東西線の実物や、小型ロータリ除雪車が展示されています。今回のリニューアルでモニターを見ながら運転の疑似体験が出来るようになり、人気の展示物となりそうです。
ななめの部屋
リニューアル前から人気の「ななめの部屋」。床が傾いているのに柱や壁は垂直に設置されていることから、視覚と平衡感覚にズレが生じ、不思議な感覚を体験することができます。
サイエンスショーコーナー
子どもから大人まで楽しむことができる科学の実験ショー「サイエンスショー」は、平日・土日祝問わず、約15分間のプログラムを実施。内容は定期的に変わります。
日曜実験室
日曜実験室は、毎週日曜・祝日に実施している、小中学生を対象にした科学実験教室。普段あまり触れることのない実験器具をつかって、不思議な実験にチャレンジすることができます。
営業時間や入館料、実演スケジュールやアクセスなど
営業時間
■10月~4月:9:30から16:30
■5月~9月:9:00から17:00
※入館は閉館の30分前まで
休館日
毎週月曜日 / 毎月最終火曜日 / 祝日の翌日 / 特別展最終日の翌日 / 年末年始(12月27日~1月4日)
観覧料金
■中学生以下:無料
※観覧券売り場で「せいりけん」を受け取って入場
■大人:展示室 700円 / プラネタリウム 500円 / セット観覧券(展示室・プラネタリウム)1,000円
■年間パスポート:展示室 2,000円 / プラネタリウム2,500円
■回数券(5枚綴り):展示室 3,150円 / プラネタリウム 2,250円
※大人30名以上で団体割引有
プラネタリウムや実演などのスケジュール
■プラネタリウム(各回定員200名・約50分・番組によっては30分番組もあり)
・5月~9月の平日:9:10(※1) / 10:25(※2) / 11:40(※2) / 13:00 / 14:15 / 15:30
・5月~9月の土日祝と特別展期間:9:40 / 10:50 / 12:00 / 13:15 / 14:30 / 15:45
・10月~4月:10:15(※1) / 11:30(※2) / 12:45(※2) / 14:00 / 15:15
(※1は団体専用回 ※2は団体優先回)
■サイエンスショー(約15分)
平日・土日祝共通
10:00 / 11:00 / 13:00 / 15:00
■日曜実験室(各回定員16名・先着順・小中学生対象・約30分)
日・祝のみ
11:00 / 14:00
■低温プレイグラウンド(各回定員15名程度・先着順・約15分)
平日・土日祝共通
10:30 / 12:00 / 13:30 / 15:45
■科学館の工作室(各回定員16名・先着順・小中学生対象・約45分)
日・祝のみ
10:00 / 11:30 / 13:30
所在地・アクセス
■所在地:札幌市厚別区厚別中央1条5丁目2-20
〈アクセス〉
■地下鉄東西線:新さっぽろ駅1番出口徒歩1分
■JR千歳線:新札幌駅からサンピアザ経由徒歩5分
札幌市青少年科学館