Domingo編集部
JR函館駅から車でおよそ10分ほどのところにある「函館公園こどものくに」は、日本最古の観覧車があることで有名です。さらに、開業当時からの遊具が今もなお残っていることから、昭和レトロブームの中“映えスポット”として新たに注目を浴びています。今回はそんな「函館公園こどものくに」の魅力をご紹介します。
昭和レトロな雰囲気で再注目!「函館公園こどものくに」の魅力とは
函館公園の園内に1956年5月に開園した遊園地「こどものくに」には、現在16種類のアトラクション、小型の乗り物やゲームコーナーなどがあり、なんと入園は無料。開園から現在まで、70年近く稼働している施設も多数ありますが、毎日の点検や定期整備、年1回の国指定検査を受けているため安全性は保証済み。年齢や身長制限のある遊具がほとんどなく、一見絶叫系でも、そうではない“ユルめ”なアトラクションだけなのもうれしいポイントです。
遊園地のシンボル“日本最古の観覧車”に乗ってみた
高さ10m、1週約3分45秒という超コンパクトサイズのこちらの観覧車。もともとは1954年に隣町の七飯町・大沼国定公園に設置されたもので、1965年に現在の場所に移設されました。2019年には国の登録有形文化財にも登録され、日本国内の現存する観覧車の中でももっとも古いものとして知られています。一般的なカプセル型のゴンドラに比べると、かなり開放的な作り。風が吹くと揺れますし、頂上まで行くまで意外にスリリングです。
北海道の中でもとりわけ歴史の深い函館市。その歴史と共に市民の憩いの場となっている函館公園は見どころがたくさん!今でも当時の姿を留める貴重な場として、公園そのものも国登録文化財の登録記念物(名勝地)にも指定されてします。春には桜、秋には紅葉スポットとしても知られるため、函館を訪れたさいにはぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
1979年に開園した「函館公園」
こどものくにがある「函館公園」は、明治のはじめ1879年に開園した北海道初の洋式公園。函館市青柳町に約4.8ヘクタールの大きさで広がっており、東京ドーム1個分(4.7ヘクタール)よりやや広いというから驚きです。園内には北海道の有形文化財である旧函館博物館や、北海道初の洋式石橋など、その歴史を感じるものから動物園も併設。大人も子どもも1日中楽しめるスポットです。
函館公園こどものくに
■所在地:北海道函館市青柳町17-4
■営業時間:平日:10:30-16:00 / 土・日・祝日:10:00-16:00
■料金
入園料:無料
きっぷ1枚:350円
得々きっぷ(8枚):2,500円
フリーパス(1日):2,800円
※1つの遊具につき、きっぷ1枚で乗車できます。
※0歳、1歳は無料ですが、付き添いの方のきっぷがかかります。
■休業日:11月下旬~3月中旬
「函館公園こどものくに」の詳細や地図情報はこちら
函館公園
■所在地:函館市青柳町17-4
■営業時間:平日10:30~16:30、土日祝10:00~17:00
■休業日:雨天時、11月下旬~3月中旬
「函館公園」の詳細や地図情報はこちら
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ライタープロフィール
雑誌・書籍編集者&ライター 山下 恭平
ラジオ局で番組制作の仕事をしながら、ミニコミ誌の制作や雑誌のライター業を始める。その後、編集者として出版社に入り、タウン情報誌をメインにさまざまな記事を手掛けてきた。好きなことは料理、山登り、川釣り、札幌の石碑。札幌市南区在住で、南区をこよなく愛している。