函館で偶然見つけた“謎の門”「温泉門」 その看板の先には一体何があった?|Domingo

函館で偶然見つけた“謎の門”「温泉門」 その看板の先には一体何があった?

暮らし

/

函館市

広大な北海道には、地元民でも知らないスポットが数多く存在します。そんななか、函館で見つかった“謎の門”がSNS上で話題を呼びました。「温泉門」という看板が掲げられていますが、ここは一体どんなところなのでしょうか。

あ!そうそうそうそう
ずーっと函館人に聞きたかったんだけどこれってなんなん?

函館競馬場付近の門

@ayasakezuki さんの投稿より引用

投稿者のあやちー子さんがポストした写真には、「温泉門」という看板と共に、「関係者以外立入禁止」や「通行証をご掲示ください」との注意書きも掲示されており、一般の立ち入りが制限されている様子。投稿するや否や、函館在住のユーザーからコメントが次々と寄せられ、その正体が判明しました。

その正体は「競走馬専用の温泉施設」

馬

※画像はイメージ

実はこの門、函館競馬場にある競走馬専用温泉施設への入口だったのです。調べてみると、世界でたった一つの“馬の温泉”。施設の歴史は1962年にまでさかのぼり、湯の川温泉に競走馬のための温泉が開設されたことが始まりです。その後、交通事情などで一時廃止されましたが、厩舎関係者からの強い要望により1981年に投稿の場所に再設置されました。

温泉水は、今も湯の川温泉から引かれており、けがをした競走馬などが訪れ、ケアやリラックスに活用されています。

かつては名馬も利用!近くには人間が入れる「花園温泉」も

花園温泉

馬の温泉の側にある「花園温泉」。2種類の源泉かけ流し温泉が楽しめる

この馬の温泉は、かつて三冠馬ナリタブライアンをはじめとした名馬も利用したそう。また競走馬だけではなく、わたしたち人間が入れる温泉「花園温泉」も車で数分のところにあり、競馬関係者はもちろん地元の方に利用されています。函館競馬のついでに、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?

  • 1
  • 2
  1. ホーム
  2. Domingo編集部
  3. 函館で偶然見つけた“謎の門”「温泉門」 その看板の先には一体何があった?