誰もが自分らしく生きられる社会を!「さっぽろレインボープライド」の活動とこれから|Domingo

誰もが自分らしく生きられる社会を!「さっぽろレインボープライド」の活動とこれから

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札幌市

北海道札幌で「誰もが自分らしく生きられる社会の実現」に向けて活動をされている「さっぽろレインボープライド」をみなさんご存じでしょうか?

元々は1996年から17年続いたLGBT(※LGBT とはゲイ・レズビアン・バイセクシュアル・トランスジェンダー/トランスセクシュアルの頭文字からなる語であるが、本団体ではそれら以外の性的マイノリティ[アセクシュアル、X ジェンダー、クエスチョニング、ノンバイナリー、クィアなど]を含む語として解釈して用いている) パレード「レインボーマーチ札幌」の意志を引き継ぎ、2017年新たに立ち上がった団体です。

翌年の2018年に第1回目の「さっぽろレインボープライド2018」が開催。昨年もコロナ禍という状況の中、感染予防対策を取ったうえで、340人が参加しパレードが行われました。そして2021年は9月19日に開催予定でしたが、新型コロナウイルスの影響により規模を縮小し、オンラインでの企画を中心に開催されることとなりました。

さっぽろレインボープライド、2020年の開催の様子


今回は、LGBT当事者が身近に存在することを発信し、またLGBT当事者だけでなく「様々な困難を抱えた誰もが自分らしく生きられる社会を実現する」と活動している、さっぽろレインボープライド実行委員会の副実行委員長の満島てる子さんにお話をうかがいました。

さっぽろレインボープライド実行委員会副実行委員長 満島てる子さん


今年は実は記念すべき年で、パレードが初めて札幌で開催されてから25年目にあたります。その歴史を少しでも華やかに祝いたいと、実行委員一同、一年間準備に全力を尽くしてきましたが、残念なことにさっぽろレインボープライドは2021年、コロナウィルスの感染拡大に鑑み、オンラインでの企画を中心にお届けすることとしました。ぎりぎりまで検討したこともあり、それゆえ悔しい気持ちもありますが、「パレード」という名の下で何かをやるということが、LGBTコミュニティに少しでも希望をもたらすものであると、今はそう信じたいです。

セクシャルマイノリティ当事者が街を歩き、自分たちの存在を社会に訴えかけるパレード。札幌のパレードは、私たちの先輩の時代から、ずっと「当事者性」を大事にしてきました。LGBTという単語を知っている人は増えつつあり、メディアでの可視化も進んでいる昨今ですが、そんな当事者が、どこにでも・誰の隣にも居場所を持ち、事実生きているということについては、実は正しく把握されていないように思います。さっぽろレインボープライドは、ジェンダーやセクシャリティの問題を「誰にとっても身近なこと・自分ごと」として社会に訴えかけると同時に、当事者やアライの人たちが手を携えあうことのできる環境ときかっけ作りに、今後も力を注いでいく所存です。

まずは9月19日(日)、さっぽろレインボープライドの公式YouTubeチャンネルから、皆さんとお会いできるのを楽しみにしています!ぜひひとりでも多くの方にご覧いただけると嬉しいです!

2021年の今年はオンラインを中心とした開催となりますが、「ありのままの自分でそれぞれの違いを互いに祝福し合うイベントで在りたい」と準備を続けられています。ぜひみなさんそれぞれの関わり方で応援や参加をしてみてはいかがでしょうか?


<さっぽろレインボープライド2021「オンラインパレード」>
開催日時:2021年9月19日(日)午後(予定)
開催場所:さっぽろレインボープライド公式YouTubeチャンネル(予定)
公式サイト:さっぽろレインボープライド
※パレードは実行委員会のみで行います。一般の方の参加はできません。
※パレードの様子をオンラインで配信します。

▼詳しくはDomingoのイベントページをご覧ください
さっぽろレインボープライド2021「オンラインパレード」

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