ガラナ、ラーメンサラダ、フレンチドッグ 北海道独自のローカルフードあるある8選|Domingo

ガラナ、ラーメンサラダ、フレンチドッグ 北海道独自のローカルフードあるある8選

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北海道には美味しいものがいっぱい!そんな北海道には、独自のローカルフードが数多く存在しています。今回はそんな食に関する北海道あるあるをご紹介します。

1.ラーメンサラダを冷やし中華と同じ感覚で食べる

冷やし中華

「ラーメンサラダ」は、北海道の居酒屋やカラオケ店で人気のローカルフード。冷やしラーメンと違うのは、乗っている具がキャベツや蒸し鶏など、サラダの具材だということ。タレは、冷やしラーメンのようなしょうゆベースや、ゴマドレッシングベースのものをかけて食べるのが一般的です。

ラーメン好きが多い北海道では、関西でいうところのお好み焼きのように家庭で出てくるメニューでもあります。ラーメンサラダとごはん…なんていう炭水化物メニューの組み合わせも北海道の家庭ではあり得る光景です。

2.エナジードリンクの先駆け「ガラナ」

炭酸飲料

コーラに似てるけどコーラじゃない。北海道民に愛される「ガラナ」。元々は日本で広まるコーラに対抗するために市場に投じられた飲料です。かつてコーラブームが起きていた頃、北海道ではガラナブームが起きていたため、コーラよりも先に浸透したのだそう。このガラナ、本場ブラジルでは滋養飲料としても飲まれていた過去があり、今でいうところのエナジードリンクのような存在。今でも、ちょっと疲れた時やリフレッシュしたい時にガラナを飲む方も多くいます。

3.甘じょっぱさがくせになる!道東のフレンチドッグ

フレンチドッグ

お祭りの縁日やコンビニで見かけるアメリカンドッグ。アメリカンといいつつ、アメリカでは通じない和製英語です。サクッとしたちょっと甘めの衣にソーセージが相性抜群ですが、多くの地域ではケチャップやマスタードでいただきます。しかし、道東ではアメリカンドッグではなく、フレンチドックが主流。ケチャップやマスタード味ももちろんありますが、砂糖味というのが大きな特徴です。

その理由として、道東は砂糖の原料であるビートが採れる地域だから。砂糖が手軽に入ることから広まったと言われています。さらに魚も豊富に獲れることから、中のソーセージも魚肉ソーセージを使っているのが特徴なのだとか。道東の人が「コレコレ」と、うなずく贅沢なホットスナックです。

4.北海道では二種類のお赤飯がある

赤飯

お赤飯というと、北海道ではあずき派と甘納豆派に分かれますが、どちらも共存するのが北海道。一般的なあずきのお赤飯に比べると、甘納豆のお赤飯はピンク色が華やかで、甘いお菓子のよう。ごま塩をかけるとぐっと味が引き立ち、あずきのお赤飯とは違う魅力を感じます。

この甘納豆のお赤飯は、今でいうところの時短レシピで生まれたもの。さらに、甘納豆の甘さが北海道民の心を掴んだのかもしれません。今ではコンビニにも二つ並んで売られている程の人気です。

5.すりみが好きすぎる

すりみ

北海道の魚介類の豊富さは珍味だけにはとどまりません。北海道では、タラなどのクセのない白身魚が豊富に獲れることから、かまぼこなどの練り物の種類もとっても豊富。その原料である魚のすり身は、蒸したものではなく、生のすり身の状態で売られていることも多いんです。

白身魚なので、ひじきや海老、カニなど具が混ざって販売されていることも。お味噌汁に入れたり、揚げかまぼこを作ったりと、魚のダシがたまらない変幻自在のソウルフードです。

6.家庭で味が違い過ぎる北海道のお雑煮

お雑煮

北海道は様々な地域から移り住んできた人が多く、そのため、本州のように「〇〇県のお雑煮はこんな感じ」という定番がありません。筆者の場合だけでも、ルーツを聞くと父方は東北、母方は四国。なので、祖父母の家に行くときはお雑煮を楽しみにしていました。お家によっては味噌ベースや白だしベースなど様々。

冬に友達の家に行くと初めてみるお雑煮に出会う事もあり、あまりの違いに同じ料理だと気づかない事も多くあります。

7.カップやきそばのお湯はスープになるのが当たり前

カップやきそば

手軽に食べられるカップやきそば。北海道では東洋水産の「やきそば弁当」が有名ですよね。やきそば弁当は、湯切りの際、付属の中華スープのお湯として利用するのが特徴。やきそばだけではなくスープまで付いてしまうちょっとしたお得感が北海道民に愛されています。

道民は「湯切りのお湯=スープのお湯」という認識なので、北海道民はお湯をそのまま捨ててしまうことに若干の罪悪感が…他のカップ焼きそばも多くありますが、「やっぱりヤキベン!」という方も少なくありません。

8.魚の珍味の種類が豊富過ぎる

鮭トバ

お酒のあてといえば珍味。北海道の珍味は、とにかく魚介類が豊富です。魚の珍味だけでも、タラやカンカイ(コマイ)、鮭トバ、ホッケやカレイなど数多くあり、昔は子どものおやつとしても食べられていました。一味やしょうゆを少し入れたマヨネーズにくぐらせて食べると絶品!

特に冬、親戚が集まる時期になると大人に剥いてもらったり、子ども同士で固い珍味と悪戦苦闘したりと身近なおやつ&おつまみですが、こんなに種類が豊富なのは北海道だけでは?魚をシンプルに乾燥させただけで味は塩味のみというのも特徴です。

北海道の食べ物には知恵と工夫いっぱい!

鮭とば

北海道のグルメは昔の人の知恵が詰まったもの、故郷の味に北海道の味を足したハイブリッドなものなど数多くありました。今回ご紹介したグルメはどれもこれも北海道の人には馴染みの深いものばかり。疲れた時には、無性に飲みたくなるガラナをゴクゴク飲んで、元気いっぱいに乗り越えていきたいですね。

ライタープロフィール

北海道観光カメライター ぶちねこ

北海道の観光スポットや観光施設につながりをたくさん持ってる「ぶちねこ」です。北海道に住んでいると当たり前に思っているものでも、素晴らしい資源がたくさんあります。そんな素敵な北海道の魅力を発信していきます。

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