
Domingo 記事
札幌市民の心に残る、懐かしのカラーリング
「デザートクリーム」「ライトグリーン」からなるツートンカラーの車両は1950年代に運行を始め、全車ワンマン化が完了した1970年代には車体中央のラインが赤色から白色に変更。ポップな色使いながら、街の風景にすっかり溶け込む姿が記憶に刻まれている人は少なくありません。かつては市電の定番カラーでしたが、老朽化により次々と新しい車両に入替り、2021年に最後のツートンカラー車両が引退しました。
復刻塗装された240形243号車
山あり谷ありの募集期間。市電沿線で暮らす人たちも後押し
懐かしい街の風景を蘇らせようと立ち上がったのは、道内の鉄道愛好家でつくる「北海道鉄道観光資源研究会」(永山茂代表)。しかし、目標達成までは必ずしも順調ではなかったそう。
「プロジェクト開始直後は思ったように伸びず、不安や焦りがありました」と話すのはメンバーで街歩き研究家として知られる和田哲さん。後半戦が始まるにあたり、沿線住民や商店へのポスティングといった草の根運動に力を入れ、札幌市交通事業振興公社の協力により貴重なリターン品も新たに提供されました。
復刻カラーの市電に並ぶ和田さん
目標金額を大きく上回り達成!
多くの人々の尽力により、2023年5月のクラウドファンディング立ち上げから約2カ月で当初の目標金額550万円を大きく上回る約724万円を集めて達成しました。「鉄道ファンだけでなく、地元の人々の市電に対する思いを実感しました」とプロジェクト関係者。支援者の約1割は札幌市中央区で暮らす人々だといい、中には耳の不自由な方からハガキで支援方法を相談されたこともあったそうです。
「ワンマンカー」を示す白帯も再現
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