Domingo編集部
北海道の東にある釧路市は、16万人都市でありながら、美しい国立公園や湿原に囲まれた道東の中核都市。夏は平均気温が21℃前後と過ごしやすいことから、体験移住者が9年連続北海道内1位の街でもあります。独自の食文化や気の良い釧路の人たちなど、知れば知るほど奥深い魅力があるこの街に惹かれたのが、グラフィックデザイナーの小野寺千穂さんです。
今回は小野寺さんに釧路市の魅力をこっそり教えていただきます。
小野寺さんが惹かれる釧路市の「とっておき」って、一体何ですか?
この呑み方を体験すればあなたも「釧路通」
とっておきの「お酒の呑み方」だら燗
釧路の炉端には「だら燗」という文化があります。炉の近くに釧路の地酒「福司」が入った壺が置かれており、「だら燗ください!」と言うとその壺から酒を湯呑みに汲んでくれます。炉で「だらだら」と人肌燗ぐらいに温められたお酒は、まさに「だらだら」呑み続けられる美味しさ。「だら燗」で釧路のカルチャーにぜひ触れてみてください。
「無量寿」「種込」「抜き」なんだそれ?
とっておきの「お蕎麦の食べ方」釧路のお蕎麦
東家の総本店「竹老園」がある釧路は、蕎麦の町でもあります。中でも面白いのが、主に東家系列のお店で提供される「無量寿(むりょうじゅ)」「種込(たねこみ)」「抜き」など、釧路以外ではあまり見かけない独自メニュー。「無量寿」はごま油を蕎麦に絡めて食べるというもの。では「種込」はどんなお蕎麦でしょう?ぜひお店で注文して確かめてみてください!
魚介の種類に圧倒されます
とっておきの「魚介の買い出し」ご当地スーパー
2023年の年間水揚げ数量が32年ぶりに全国1位となった釧路港。そんな港町釧路で新鮮な魚介を購入できる場所といえば「釧路和商市場」が有名ですが、ほかにも個性豊かなご当地スーパーがいくつも存在し、美味しい魚を購入することができます。釧路ならではの魚介の豊富さに驚くこと間違いなしですよ。
小野寺 千穂
北海道札幌市出身。グラフィックデザイナー。札幌のデザイン高専を卒業後、東京の制作会社でデザイナーとして勤務。東日本大震災を機に北海道にUターンし、北海道の豊かさに改めて感銘を受ける。会社員を辞めて独立開業し、北海道の地域資源や人に光を当てるデザインを続けている。釧路市出身の夫と結婚後、釧路の魅力に取り憑かれ、日々釧路ライフを楽しみ中。
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Domingo presents あの人のとっておき帖
『あの人のとっておき帖』は、“道民の翼”北海道エアシステム(HAC)が隔月発行している機内誌『HAC MAGAZINE』でもご覧いただくことができます。北海道の素敵なあの人が薦める、地元の食、場所、お土産など、それぞれの「とっておき」をご紹介しています。