
Domingo編集部
3月11日オープン!南区の住宅街に佇む「まだ名前のない喫茶店」

元々は住宅として使用されていた、レトロで温かみがある空間
国道230号から1本入った住宅街の中で営業を始めた「まだ名前のない喫茶店」。1階はスイーツや雑貨の販売スペース、2階はイートインができる喫茶フロアとして営業しています。スイーツはパティシエが考案した季節限定のオリジナルを加えた12種類がラインナップします。

さまざまな焼き菓子が並ぶ(価格はプレオープン時のもの)

1階では焼き菓子やケーキ、雑貨、コーヒのドリップパックなどを販売
札幌軟石をイメージしたオリジナルスイーツ

「軟石ケーキ」650円。ドリンクとセットにすると100円引き
喫茶フロアでは、1階で販売しているスイーツをドリンクとともに楽しめます。おすすめは、店のコンセプトでもある札幌軟石をイメージした「軟石ケーキ」。季節によってさまざまなアレンジを楽しめる限定スイーツです。この春は、まるで軟石のような灰色のイチゴのムース。さっぱりとした甘酸っぱさと、口の中でふんわりとろけるような舌触りが絶妙。今後は、季節に合わせてさまざまなスタイルで提供予定です。

どっしりと濃厚な「カフェノワール」700円
コーヒーとの相性が特に良いのは「カフェノワール」。こちらはチョコブラウニーを土台に、濃厚なチョコムースを組み合わせた一品です。どっしりとした食べ応えで、これ一つだけでも満足感は◎。コーヒーといっしょに、少しずつ、しっかり味わいたいです。

2階の喫茶フロアは、壁4面に大きな窓がある開放的な空間
どんなスイーツにも合う、すっきりとしたコクのあるコーヒー

焙煎機の名メーカー「富士珈機」のロースターを使用。1度に8kg程度の豆を焙煎
お店自慢のコーヒーは、ケニア・インドネシア・ブラジルのオリジナルブレンド。中煎りと中深煎りの中間ぐらいの煎り加減で、どのスイーツにも合うような味わいです。苦みとコクのバランスが良く、ダークチョコレートのような芳醇な香りも感じられます。

「オリジナルブレンド」600円
一般的に、火入れ後は半年程度は保つといわれるコーヒー豆ですが、こちらでは鮮度にこだわり、3カ月以上経ったものは使用しません。すっきり飲みやすく、香り豊かな一杯を楽しめます。このほか、じっくり8時間かけて抽出する水出しアイスコーヒーや、日替わりでシングルオリジンコーヒー(特定の産地の豆のみを使用したもの)も提供します。

「焙煎機は、今後シェアロースターとしても使用する予定です」と話す、店長で焙煎士の落合真都香(まどか)さん
「まだ名前のない喫茶店」という店名ですが、スタッフ間での愛称は「まだない」なんだとか。プレオープンから客足が途切れることがない様子を見ると、地域で愛され、その愛称が定着するのもそう遠くはなさそう。今後、札幌軟石をモチーフにしたどのようなケーキが登場するのか、注目です。
まだ名前のない喫茶店

■所在地:札幌市南区南31条西10丁目1-13
■営業時間:洋菓子・豆販売 11:00〜19:00、喫茶 13:00〜18:00(L.O.17:30)
■定休日:日曜・月曜
■駐車場:2台
「まだ名前のない喫茶店」の詳細や地図情報はこちら
ライタープロフィール
雑誌・書籍編集者&ライター 山下 恭平
ラジオ局で番組制作の仕事をしながら、ミニコミ誌の制作や雑誌のライター業を始める。その後、編集者として出版社に入り、タウン情報誌をメインにさまざまな記事を手掛けてきた。好きなことは料理、山登り、川釣り、札幌の石碑。札幌市南区在住で、南区をこよなく愛している。