Domingo編集部
「蕎麦やうどん、スパゲティには、生麺というものが存在するのに、なぜそうめんは乾麺しかないのだろう?」……今から20年以上も前に、ふと疑問を抱いた人がいました。その素朴な疑問が、やがて岩見沢に大人気店を誕生させたのです。果たして、どんなお店なのでしょう?
素朴な疑問を抱いた張本人が、岩見沢市の川口義行さんです。奥さまの知以子さんに茹でてもらったそうめんを食べていた時のことでした。
いろんな製麺所に電話してみましたが、生そうめんを扱っているところはひとつもありません。「それなら、自分で作ってしまおう!」と、地元の製麺所に協力してもらいながら、試行錯誤の日々を送ります。そして、とうとう念願の生そうめんが誕生したのです!
北海道産小麦のキタアカリとはるゆたかをブレンドした、つやつやと透き通る白さが美しい生そうめん。満を持して開店した「小麦家めんめん」は、ここでしか食べられない繊細な味わいの生そうめんが評判となり、瞬く間に大人気店となったのでした。
どんなメニューが揃っているのか、気になりますよね? さっそくおすすめをご紹介していきましょう。
まずはシンプルに生そうめんというものを味わってみたい、という人には冷たい「ざるしょうゆだれ」(税込550円)がいいでしょう。食べた誰もが「今までのそうめんの概念が覆された!」と驚く、まさに基本のメニューです。
店主の川口さんがおすすめするのは「とりつけめん」(税込830円)です。ゆずの入ったつけ汁は、喉ごしのいい生そうめんとの相性がバツグン! お好みでゆず胡椒をピリリときかせて、鼻から抜ける上品な香りを堪能してください。
温かいメニューからも、ひとつご紹介しましょう。こちらもゆずが入った「ねぎしおそうめん」(税込610円)です。従来のにゅうめんともまた違う、不思議と奥深いおいしさがあります。ねぎしおでさっぱり、優しい食べ応え。
さぁ、生そうめんとはどんなものなのか、食べたくなってきたでしょう? でもなかなか岩見沢まで行けないなぁという人のために「お土産そうめん」(4食入り税込1400円)の配送があります。もちろん、食べたことのある人も、あの感動をおうちでぜひ!
今回ご紹介したメニューは、ほんの一部。しかも生そうめんと一緒に食べたい丼ものも充実しています。テーブル席の他、広々とした小上がり席もあるので、小さいお子さんがいるファミリーにも人気のようです。
一度食べたらクセになって、きっと何度も訪れたくなるはずですよ!
<小麦家めんめん>
所在地:北海道岩見沢市10条西18丁目8-1
連絡先:0126-25-8895
公式サイト:https://namasoumen.com/
ライタープロフィール
北海道観光カメライター チームぶちねこ
北海道の観光スポットや観光施設につながりをたくさん持ってる「チームぶちねこ」です。北海道に住んでいると当たり前に思っているものでも、素晴らしい資源がたくさんあります。そんな素敵な北海道の魅力を発信していきます。
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