Domingo編集部
「いらっしゃい〜。元気やった?」と明るい笑顔と関西弁で出迎えてくれる貴子さんと、その奥の薪窯で集中してパンを仕込む宙生さん。このおふたりがきりもりする「toi」のパンは、幸せを分けてもらえる温かい味がします。
「toi」は音更町の中心地から離れたライ麦畑の隣に位置し、そのひっそりとした佇まいはまるで絵本の中の風景のよう。初めて訪れる際、皆さんはおそらく「畑しか見当たらないけど、本当にこんな辺鄙な場所にパン屋があるのだろうか…」と不安に感じることでしょう。大丈夫!ちゃんとあります!(笑)
どれも違って、どれもおいしい。身体が喜ぶオーガニックパン
お店に入ると種類豊富なパンがずらり。程よい酸味と香ばしい香りが特徴の「クロワッサン」はおやつに、もちもちとした食感が楽しい「白いパン」は朝食にぴったり。また、日替わりで「ピーナッツバターサンド」や「あんバターサンド」なども取り揃えています。午後になると徐々に品揃えが減ってくるため、できるだけ早めの来店がおすすめ◎ どのパンも個性的で美味しいので、ぜひ全種類をコンプリートしてみてくださいね。
北海道で有機栽培された小麦を毎朝石臼で製粉し、自家製の天然酵母で発酵させ、薪窯で焼き上げられる「toi」のパンは、どれも主張しすぎない美味しさが特徴です。小麦粉本来の香りや味を大切にしているため、切って温めたり、シンプルにそのまま味わっても絶品です。
チーズやワイン、パンの他にもおいしいものがいっぱい
また、パンのお供にぴったりな自家製のマーマレードやコンフィチュール、「幸せチーズ工房」や「チーズ工房チカプ」のチーズ、各国のナチュールワインも販売しています。toiにくればおうちごはんがより華やかに。
イートインスペースはないですが、天気が良ければ、自然に囲まれた外のベンチでパンを楽しむことができます。
テイクアウトのドリンクも充実しており「自家製レモネード」や「梅ソーダ」も!ちょっと遠くてもわざわざ行きたくなるパン屋さん。少し足を伸ばし、「toi」までドライブしてみてはいかがでしょうか。
遠くて買いに行くのが難しい人にも朗報!toiの“おまかせ便”
遠方の方は“おまかせ便”がおすすめ。基本のパン(白・黒もしくはフォルコンブロート・茶色・ブリオッシュペイザンヌ)4種類と、その他のパンの詰め合わせを合計5~7種類のセットでお届け。5,000円か3,000円の2種のセットがあり、入金確認後10日以内に発送してくれますよ。
toi
■住所:北海道河東郡音更町上然別6線23−4
■営業時間:夏季(3月~10月中旬) 10:00~17:00 / 冬季(10月中旬~2月) 10:00~16:00
■定休日:月曜日・火曜日
■駐車場:有
■お問い合わせ:toinaturel@gmail.com
ライタープロフィール
鹿女 / 編集者 中村 まや
宮城県出身。グルメメディアの編集者から猟師へと転身。”鹿女まやもん”という愛称で親しまれている。おいしく命をいただくことをモットーに、鹿を獲るところから精肉まで一貫して行う。また、ロゴやパンフレットのデザイン制作やライター業、イベントの企画運営などフリーランスの編集者としても積極的に活動している。