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Domingo編集部
およそ600人が住む北海道で一番小さい村、音威子府村。この村が誇る「おといねっぷ美術工芸高校」は、全国から注目される美術工芸を通じた人材育成を行う高校で、生徒全員が村で寮生活を送っています。そんな高校生たちの活動を後押しするのが、2024年に設立される「おと高応援団」です。今回は「おといねっぷ美術工芸高校」と「おと高応援団」の取り組みをご紹介します。
「おといねっぷ美術工芸高校」とは
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人口わずか600人の“北海道で一番小さい村”音威子府村
音威子府村は、日本の彫刻界を代表する故・砂澤ビッキが活動した地で、芸術文化が息づく村。そんな村にある「おといねっぷ美術工芸高校」は、全国から美術に情熱を持つ生徒が集まり、寮生活を通じて技術と表現力を磨いています。卒業生は家具職人やアーティスト、漫画家や切り絵作家など、多方面で活躍。高校生の存在は、音威子府村にとっての大きな希望になっています。
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「おと高応援団」が生まれた理由
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佐近航さんの夕張市役所時代は、現在の鈴木直道知事が市長。佐近さんはその右腕として活躍
今回設立される「おと高応援団」を立ち上げたのは、音威子府村出身でおといねっぷ美術工芸高校を卒業した佐近航さん。大学卒業後は夕張市役所で9年間町おこしに取り組み、2023年4月に独立。現在は、音威子府村で町おこしに取り組まれています。佐近さんは、「学びの場の重要性と地域全体で支えることの意義を認識し、このプロジェクトを立ち上げました」と話します。
高校生たちの未来を応援!「おと高応援団」の主な活動
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「おと高応援団」は、生徒たちが国内外で活躍できるような学びの機会を創出し、彼らの創造性を育むための具体的な支援を提供することを目指しています。その内容は大きく3つに分かれています。
1.学びの機会の拡大
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国内外のアーティストや職人の方々による特別授業を実施。新たな高校生たちの学びの場が設けられる予定です。
2.作品発表の場の提供
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かつて東京の中心部にあるギャラリー「YEAST」で、卒業生たちの作品の展示販売とワークショップが開催され、当時100名ほどの方々が来場。今回の「おと高応援団」の取り組みでも、応援団の方々と高校生・卒業生が直接つながる場が設けられる予定です。
3.応援団員との交流イベント
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彫刻家「砂澤ビッキ」の作品が展示されている音威子府村のエコミュージアムでは、高校生たちがボランティアでカフェスペースを運営。この場所で、高校生たちと応援団員の方々との交流イベントが実施予定です。
現在「おと高応援団」のクラウドファンディングを実施中!
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佐近さんは現在「おと高応援団」のクラウドファンディングを実施中。この取り組みに参加することで、高校生たちの成長と創作活動をサポートすることができます。リターンには、学生たち、の取材記事をはじめ、音威子府村エコミュージアムで開催される交流イベントへの招待。さらに、地域特産品や生徒たちのオリジナル作品なども用意されています。
最後に佐近さんからコメントをいただきました。
音威子府村にとって、高校生や卒業生の存在は大きな可能性です。こんな高校は他にないので、ぜひ「おと高応援団」に加入いただき、高校生と関わっていただきたいです。
高校生には、「HEART AND CREATION」という校訓があるように、心と創造する力で新しいものを生み出していってもらいたいです。高校生が活発にチャレンジでき、北海道一小さな村を盛り上げ、たくさんの人が村とつながる未来をつくっていきたいです。
そのために、作品を発表したり、村内外の応援団員と関わりを持てる取り組みを行っていきます!ぜひ、村の未来をつくるこの取り組みに、一緒に関わっていただきたいです。
音威子府村から羽ばたく高校生たちの未来を一緒に応援してみませんか?
おといねっぷ美術工芸高校生のチャレンジを支援する「おと高応援団」を募集するクラウドファンディングを実施中!
支援応募期間: 8月15日(木)~9月15日(日)
申し込み方法:こちらのイベント情報先にある「公式サイト」から
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