標茶町のシンボル「西別岳」その魅力とは【連載「中道智大のしべちゃ日和」(9)】|Domingo

標茶町のシンボル「西別岳」その魅力とは【連載「中道智大のしべちゃ日和」(9)】

標茶町

連載

みなさんこんにちは。標茶(しべちゃ)町の中道智大(なかみち ともひろ)です。僕の視点で標茶町の魅力を伝えていく「しべちゃ日和」、今回で9回目です。

北海道でも梅雨になってしまうほど、今年も気候変動による異常気象が続いてしまっています。標茶町の6月は霧と雲が多く、なかなか晴れにならずに私も気持ちが沈んでしまう時期もありました。しかし、そんな中でも自然は刻一刻と姿を変え、季節は巡り、景色も変わっていきます。自然に身を委ね、これからも標茶の自然と共に生きていきたいと思います。

さて、今回は標茶町のシンボルとも言える山「西別岳」についてご紹介します!

西別岳の特徴

西別岳は標茶町にある標高799mの山。低山ながら、摩周からくる独特の風の影響で、多様な高山植物が生息しています。およそ1時間半で頂上につくので、小学生からお年寄りまで、初心者の方でも楽しめる山です。

登山道は綺麗に整備されており、最後の稜線や頂上からは摩周湖や摩周岳、斜里岳などを初め、気候条件さえ揃えば釧路方面までみることができます。山開きは、毎年5月末頃に行われます。

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新緑に染まる西別岳

西別岳登山において、一番困難とされているのが「ガマン坂」。その名の通り我慢しないと登れない、決して楽とは言えない坂です。

階段なしの斜度20度ほどの坂を20分ほどかけて登るのですが、これがとてもきつい。健脚な方であっても、息がゼーゼー上がってしまうほどの坂です。しかしここさえ乗り越えられれば後はそこまでキツくありません。ぜひ、みなさんも我慢してみてください!(笑)

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ガマン坂。休憩しながらゆっくり登りましょう

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しかし途中の眺めは最高です。秋の紅葉も綺麗ですよ

西別岳の高山植物たち

標高が上がってくると、さまざまな高山植物を見ることができます。ここからは西別岳で見られる高山植物をお写真で紹介します。

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チシマザクラ。6月上旬が見頃

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チシマフウロ

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ミヤマキンバイ

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エゾツツジ

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ミヤマオダキ

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ハクサンチドリ

私が登ったのは6月中旬頃でしたので、今はまたさらに種類が増えていると思います。 上記以外にも​​ヒオウギアヤメ、エゾイソツツジ、ミネズオウ、クロバナハンショウヅル、コケモモなど、多様な高山植物を見ることができます。

時期によって咲く花も全く違うので、行く度に「今は何が咲いているのだろう?」と想像を膨らませながら登るのも、きっと楽しいと思いますよ。

稜線から頂上への景色

個人的にオススメする西別岳登山の魅力は「稜線歩き」。1時間弱で行ける稜線歩きとしては、他の山に比べて圧倒的に美しいと感じています。

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頂上へ続く稜線。最後は平坦な道が続きます

稜線まで上がると摩周岳や摩周湖が見えてきます。途中、リスケ山という少し低いピークがあるのですが、そこからの眺めも抜群。晴れた日に行くと素晴らしい展望が望めるので、ぜひリスケ山にも登ってほしいです。

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稜線から摩周岳、摩周湖を望む

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リスケ山からの風景。山頂は少し狭いですが、眺めが抜群

稜線歩きを15分ほどしていると、無事に山頂に到着。ここまで健脚な方であれば1時間半ほど。山頂からは360度の風景が広がり、晴れていれば釧路方面や網走方面までみることができます。

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山頂。標高が799mなので立つとちょうど800mに

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山頂からの眺め

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この後は摩周岳へ縦走もできます

終わりに

いかがでしたでしょうか?西別岳は誰でも気軽に登れて、素晴らしい絶景を見ることができる場所です。季節によって変わる高山植物や、秋の紅葉もまた美しいです。皆さんぜひ一度登ってみてください。

また、地域おこし協力隊としてのYoutubeでも西別岳登山の様子を公開しました。


ぜひ合わせてご覧ください!

筆者プロフィール

標茶町地域おこし協力隊・写真家・映像クリエイター 中道 智大

1988年千葉県野田市出身。小さい頃から動物や自然が大好きで20代の頃はドッグトレーナーとして様々な犬の訓練に携わる。5年前から自然と動物達の写真と映像制作を始める。現在、北海道標茶町の狼20頭が飼育されていた森で犬4頭と自然暮らしをしている。『人と動物の関係性』をテーマに各SNSにて作品を発表中。

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