Domingo編集部
さて今回ご紹介するのは、標茶町で風景や鉄道写真を撮っている宮澤香織さん。
彼女は普段、私と同じ標茶町役場の交通防災係で働いており、この1年とても仲良くさせていただきました。宮澤さんは私が標茶町に移住するずっと前から標茶町を撮り続けています。
1. 「標茶町で何を撮るの?」
2. 宮澤さんの写真から感じるもの
4. 標茶町のポテンシャル
5. 終わりに
「標茶町で何を撮るの?」
当時はInstagramなどSNSが盛り上がりを見せていた時代。標茶町で検索しても出てくる写真は日常的な投稿ばかりで、美しい自然の写真などは全然載っていませんでした。そこで宮澤さんは「だったら私が見せてあげよう!」と立ち上がりました。
2018年頃からInstagramで標茶町の写真をアップし始めた宮澤さん。その後何年か経ち、最初は自分しかいなかった撮影地にも人がやってくるようになったそう。
「撮影に来た人に話しかけると、Instagramを見て来た人もいて。見た写真を見せてもらうと、私が撮った写真と同じ構図だ。って気づく時もありました」
宮澤さんの写真は確実に町のPRになっていたのです。
宮澤さんの写真から感じるもの
宮澤さんは風景だけではなく、標茶町を走る釧網本線の撮影も続けています。毎年冬になると標茶町を走るSLも、宮澤さんにとって大切な被写体のひとつ。2021年に開催された標茶町内でのSLフォトコンテストでは、見事優秀賞を受賞しました。
今回僕は宮澤さんの撮影に同行させていただきました。早朝5時に塘路湖にあるサルルン展望台で集合。マイナス20度、雪道を歩いて出会った景色は年に数回あるかないかの絶景でした。
宮澤さんの写真からは標茶に対する愛、自然に対する愛、鉄道に対する愛など、単なる構図や技術だけでない愛情を感じます。
標茶町のポテンシャル
宮澤さんのInstagramはこちら。そして先ほど触れた宮澤さんの塘路湖での撮影の様子や、写真への想いなどを映像にした『標茶人物伝』もぜひご覧ください。きっと標茶町のイメージが変わると思います。
終わりに
標茶町の地域おこし協力隊Youtubeチャンネルでは、標茶町の様々な魅力を綺麗な映像で発信しています。こちらもどうぞよろしくお願いします。
筆者プロフィール
標茶町地域おこし協力隊・写真家・映像クリエイター 中道 智大
1988年千葉県野田市出身。小さい頃から動物や自然が大好きで20代の頃はドッグトレーナーとして様々な犬の訓練に携わる。5年前から自然と動物達の写真と映像制作を始める。現在、北海道標茶町の狼20頭が飼育されていた森で犬4頭と自然暮らしをしている。『人と動物の関係性』をテーマに各SNSにて作品を発表中。
これまでの「中道智大のしべちゃ日和」
第1回:自然の宝庫、標茶町で写真と映像を作る
第2回:「暮らすことキナ」中本啓子さんが教えてくれること
第3回:北海道へ移住して約半年。自然と共に暮らすこと
第4回:Youtubeで町おこし!標茶町が目指す本当の地域おこしとは
第5回:標茶町にある純喫茶ぽけっとさん。SL限定のメニューをご紹介
第6回:北海道の馬「北海道和種馬」を守る。標茶町での小濵真人さんの挑戦