
Domingo編集部
古典的が故に技術も必要
撮影していると僕もやってみたくなり、べカンベ採集に挑戦してみました。元々水中に逆さの状態で生えているべカンベは、手で葉ごとひっくり返して実を採らなければいけません。しかし、採集できるくらいになった実は外れやすく、葉を裏返すとすぐにポロッと落ちて湖に沈んでしまうのです。これが非常に難しい…。そしてべカンベの実はトゲトゲしいため、がっつり掴んでしまうと痛い。簡単そうに見えて技術と根気のいる作業です。
葉の裏側に成っている実。手でつまんでいるのがべカンベ
このように葉ごと掴んでひっくり返して実を採りますが、実がとても脆く、落ちてしまうこともしばしば…土佐さんは慣れた手つきて話しながらもどんどん採っていきます
早朝にみる塘路の美しさ
べカンベ採集に気を取られていましたが、早朝の朝日が立ち込める塘路湖はなんとも幻想的な風景が広がっていました。釧路に近く、気候的にも霧が発生しやすい為、この時期の朝はよく霧が立ち込めています。
霧が立ち込める塘路湖。運が良ければ鹿が水を飲みにくる様子も
幻想的な水面に咲く花と塘路湖
霧が晴れてくるとそれもまた美しい