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国道230号のすぐそばにあり、車でのアクセスのしやすさも定評のある「北々亭」。旭川や千歳の人気店でもあり、各地の漁港とのネットワークを生かした希少なネタや、産地直送ならではの鮮度の良さが魅力です。
ファミリー層に優しい価格設定で地域住民からも人気

赤い看板が目印。専用駐車場は25台分ある
「北々亭」は、焼肉店「ブルスタ」やトンカツ専門店「かつ吉」などを運営する「株式会社ダブリュ・コーポレーション」の回転寿司ブランドです。北海道各地の漁港から仕入れる四季折々の新鮮なネタを提供。旭川や千歳の人気店ですが、2024年に札幌に初進出しました。
寿司はもちろん、たこザンギや自家製茶碗蒸し、海鮮の天ぷらなど多彩なサイドメニューが用意されています。近年高騰しつつある回転寿司業界において「ファミリー層に楽しんでほしい」と、リーズナブルな価格で高品質な寿司を提供しています。
定番ネタだからこそ良いものを。ベテランの仲買人が“目利き”

職人歴10年の店長・高橋巧さんは「どこにでもあるものだからこそ良いものを提供したい」と話します
各地に仲買人のネットワークがあり、水揚げされたばかりの海産物を目利きしています。産地直送のため日数をかけずに輸送。痛みやすい内臓などは現地で下処理し、鮮度の低下を最低限に抑えているのも特徴です。「良いものを良い価格で」をモットーに、仲買人がその時にもっとも良いものを厳選。その日のおすすめが何か、店に来るまでのお楽しみというワクワク感も楽しいです
北海道産和牛のすしも!家族連れにはうれしい豊富なメニュー

「白老牛炙り寿司」(638円)。希少部位ザブトンを使用したプレミアムな味わい
レギュラーメニューは本マグロはもちろん、羽幌産の手むき甘エビ、もっとも脂が乗った時期の寒サバで作る自家製〆サバなどどれも魅力的。「支笏湖チップ(ヒメマス)」は支笏湖漁業組合から直送します。地元業者と粘り強く交渉し、回転寿司では唯一、直送が許されているそう。圧倒的な鮮度で、ここでしか味わえないプレミアムな一皿です。

「支笏湖チップ」506円。ヒメマスと呼ばれる、一生を淡水で過ごす紅鮭の一種
一味違う生サーモンをはじめ、八角・うなぎなどバリエーション豊富

「北海道大雪生サーモン」506円。従来のサーモンを想像して食べたらおどろくかも
「北々亭」は回転寿司の定番“サーモン”も一味違います。「北海道大雪生サーモン」は旭川・大雪山の伏流水を利用して育て上げた国産の生サーモン。さっぱりとした脂は、独特の臭みがほとんどなく、身は締まって濃厚です。
また、良質な漁場として知られる根室から直接買い付けした「根室産きんき」、パリッと揚げた皮を添えた道南名物「八角」の握りなど、全道から魅力的な魚を集めているから驚きです。

白身ながら、濃厚な脂の甘みを楽しめる「道産八角」418円

10日間熟成し、うま味をギュッと閉じ込めた「白焼きうなぎ」638円
寿司屋で一杯。日本酒もおすすめ!

贅沢な三種盛り「軍艦ヤマト」880円
「北々亭」では魚に合う日本酒も扱っています。「美丈夫 米一粒酒一滴」、「裏・雅山流 香華」など珍しい銘柄があり、グラスから注文できるため気軽に楽しめます。鮮度自慢の貝を味わえる「貝三昧」、生ウニ・イクラ・ズワイガニがセットの「軍艦ヤマト」など、一皿で数種類を楽しめる3貫セットも豊富で、これらを合わせてちょっと贅沢に“寿司屋で一杯”を楽しむ人も少なくないそうです。

「道産貝三昧」638円。ほっき、つぶ、ホタテの北海道の定番貝類が一皿に!
※価格は全て税込。仕入れは時期や日によって変更となる場合がございます。
※メニューや料金は2025年7月現在の情報です。最新の情報は各店舗の公式サイト・SNSなどからご確認ください。
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ライタープロフィール
雑誌・書籍編集者&ライター 山下 恭平
ラジオ局で番組制作の仕事をしながら、ミニコミ誌の制作や雑誌のライター業を始める。その後、編集者として出版社に入り、タウン情報誌をメインにさまざまな記事を手掛けてきた。好きなことは料理、山登り、川釣り、札幌の石碑。札幌市南区在住で、南区をこよなく愛している。