「この豆腐でスンドゥブをつくりたい」帯広で人気の『帯広純豆腐』 一度食べたら忘れられない、十勝産豆腐が主役の一杯|Domingo

「この豆腐でスンドゥブをつくりたい」帯広で人気の『帯広純豆腐』 一度食べたら忘れられない、十勝産豆腐が主役の一杯

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帯広市

北海道・帯広市で人気を集めるスンドゥブ専門店『帯広純豆腐』が2026年7月でオープン1周年を迎えました。看板メニューの主役は、十勝産大豆だけで作る地元豆腐店『坂田フーズ』の寄せ豆腐。実はこの店は、「この豆腐を未来に残したい」という思いから誕生した一軒です。24時間かけて仕込む牛テールスープと十勝の食材が織りなす、ここでしか味わえない一杯をご紹介します。

十勝だからこそ作れる“純豆腐”

帯広純豆腐

スンドゥブと聞くと、多くの人は真っ赤なスープや辛さを思い浮かべるかもしれません。しかし、帯広純豆腐が目指しているのは、本場韓国の味をそのまま再現することではなく、十勝産大豆から生まれる豆腐、地元の豆腐職人、時間を惜しまず仕込む牛テールスープ。土地の素材と人の技術を掛け合わせ、この地域だからこそ生まれるスンドゥブです。

帯広純豆腐

帯広純豆腐の主役は、やはり“豆腐”。店で使用している坂田フーズの寄せ豆腐は、十勝産大豆だけでつくられたもの。もともとは旅館やホテルへ卸されていた特別な豆腐で、飲食店で提供するのは帯広純豆腐が初めて。

この寄せ豆腐は、口に運ぶと、大豆本来の甘みと香りがふわりと広がり、とろけるようなやわらかさの中にも濃厚な存在感が。一丁食べればしっかりと満足感があり、それでいて数日後には「あの豆腐がまた食べたい」と思い出してしまう。そんな不思議な魅力を持った豆腐です。

「この豆腐でスンドゥブをつくりたい」

帯広純豆腐

帯広純豆腐が生まれたきっかけも、この豆腐でした。店主は長年親交のあった坂田フーズの豆腐のおいしさに惚れ込み、「この味をこれからも食べ続けたい」と思っていました。坂田フーズは、同級生の父親が営む豆腐店。しかし、おととし店を閉じるという話が持ち上がり、息子が事業を継ぐかどうか迷っている時期でもありました。

帯広純豆腐

そのとき店主の中に浮かんだのが、「この豆腐でスンドゥブをつくりたい」という一つのアイデア。スープの中でも形を保ち、ほどけながらも存在感を失わないこの寄せ豆腐なら、主役になれる。そう考えたことが、帯広純豆腐というお店の始まりでした。

帯広純豆腐

豆腐を引き立てる、24時間仕込みの牛テールスープ

帯広純豆腐

スープにごはんをダイブさせてひたひたでいただく至福の一口

もちろん、豆腐だけでは一杯の料理にはなりません。豆腐のおいしさを最大限に引き出すために欠かせないのが、店自慢の牛テールスープ。牛一頭からわずかしか取れない希少な牛テールを24時間じっくり煮込み、さらに一日寝かせて旨みを引き出します。濃厚なコクがありながら後味は驚くほどすっきり。コラーゲンを豊富に含み、まろやかな余韻が続きます。

実はこのスープづくりだけでも一つの工場を構え、専属スタッフが仕込みを担当するほどのこだわり。それでも店主は、「一番うれしいのは『豆腐がおいしい』と言ってもらえること」と笑います。スープはあくまで主役を引き立てる存在。だからこそ、豆腐とスープが重なったとき、どちらも前に出すぎることなく、一杯のスンドゥブとして美しいバランスが生まれています。

帯広純豆腐

こちらも人気メニューの「チキンスンドゥブ」

「海鮮スンドゥブ」「豚角煮スンドゥブ 」「アサリスンドゥブ」「明太チーズスンドゥブ」などといった豊富なスンドゥブメニューに加え、期間限定のスンドゥブも季節によって提供されます。

帯広純豆腐

期間限定のスンドゥブもおススメ◎

スンドゥブの辛さは5段階から選ぶことができ、初めてなら、体がじんわり温まる「3辛」がおすすめ。120gもの寄せ豆腐が惜しみなく入っているため、見た目以上に食べ応えがあり、女性はもちろん男性でも十分満足できるボリュームです。

帯広純豆腐

ナムルとごはんのセット(+280円)も

美味しい豆腐を最後まで味わい尽くす

帯広純豆腐

レジ前で販売されている寄せ豆腐はお手土産にもぴったり

さらに、帯広純豆腐は豆腐だけでなく、豆乳やおからまで無駄なく使い切ります。おからを使ったショコラケーキや、おから餅パフェは、食後のデザートとして人気の一品。主役の豆腐だけでなく、副産物にもきちんと価値を見出す姿勢が、この店らしさです。

帯広純豆腐

おからを使ったしっとり甘すぎないショコラケーキ

さらに、寄せ豆腐は単品で持ち帰ることもできます。スンドゥブとは違い、そのまま食べることで、大豆そのものの甘みや香り、なめらかな口当たりをよりダイレクトに味わえます。

帯広純豆腐

スタイリッシュな店内は小上がり、テーブル、カウンターがそろう

店内は広々として気取らない雰囲気。ランチからディナーまで通し営業で、食事はもちろん、お酒を片手にゆっくり過ごすこともできます。スンドゥブを食べに行くのはもちろんですが、「あの豆腐が食べたい」。そんな目的地になる一軒。ランチに、ディナーに、ぜひ訪れてみてください。

SPOT 帯広純豆腐

帯広純豆腐

■所在地:帯広市柏林台北町1丁目17
■営業時間:11:00~21:30(L.O.21:00)
■定休日:水曜
■駐車場:有
「帯広純豆腐」の詳細や地図情報はこちら

ライタープロフィール

中村まや 鹿女 / 編集者 中村 まや

宮城県出身。グルメメディアの編集者から猟師へと転身。”鹿女まやもん”という愛称で親しまれている。おいしく命をいただくことをモットーに、鹿を獲るところから精肉まで一貫して行う。また、ロゴやパンフレットのデザイン制作やライター業、イベントの企画運営などフリーランスの編集者としても積極的に活動している。

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