Domingo編集部
2017年9月にオープンした道の駅とうべつ。その名称に「北欧の風」と付いているのは、当別町はスウェーデンのレクサンドと姉妹都市だから。大きな三角屋根は、まさにスウェーデンの雰囲気を感じさせてくれます。
中に入ると木を基調とした開放感のある造りで、この場にいるだけで気分がワクワク、高揚してきます。
当別や周辺のまちでつくられた地物の野菜や、町内で活躍するクラフト作家さんの雑貨、馬をモチーフにした北欧のグッズ、当別の特産物を使ったオリジナル商品など、じっくりみるだけでも時間が過ぎていきます。
冬季以外なら、別館の「農産物直売所」で地元の新鮮な野菜を購入することが可能です。当別町は「札幌の台所」と称されるほど、さまざまな農作物を豊富に生産しているのです。
そして何といっても、道の駅と言えば楽しみなのはグルメですよね! まずおすすめしたいのが「カフェ テルツィーナ」です。北海道を代表するイタリアンレストラン「トラットリア・テルツィーナ」堀川秀樹シェフがプロデュースしています。
本格的なパスタや焼きリゾットが、自家製パン付きでなんと税込1,100円で食べられます。たとえば、こんなメニュー……。
「手長エビのトマトクリームソース」。エビの風味と濃厚なクリーム、そしてトマトの爽やかさが三位一体となったパスタは、一口食べただけで幸せになれます。
「スパイス香る道産牛スジ肉の煮込みソース」。トロトロに煮込まれた牛スジ肉の味わいがたまりません。ちなみに付け合わせのパンも、バジルが香って最高にマッチします。
そしてここからはテイクアウトとイートインができるお店のメニューをご紹介。まずは「レストランAri」。看板には「ピアディーナ専門店」と書いてあります。果たして、ピアディーナとは何なのでしょう?
ピアディーナは、丸く薄く焼いた生地にさまざまな食材をはさんで食べるイタリアの伝統的国民料理。ここでは花の町・当別のブーケをイメージしたという「サーモンのピアディーナ」(税込650円)が人気です。野菜たっぷりでヘルシー!
レストランAriの隣にあるのが「高陣 CUP STORE」。野菜ソムリエが考案したという、お蕎麦やスープが手軽にカップで食べられるお店です。
中でも人気なのが「とうきびとチーズのスープカレー」(税込580円)。当別町産の季節の野菜を提携農家から直送しているそうで、手軽ながらしっかりと地元野菜のおいしさを堪能できます。
さらにその隣にあるのが「スマイルキッチン」。浅野農場自慢のブランド豚「SPFポーク」を使ったメニューを提供しているお店です。
看板メニューは「豚プル丼」(写真は中サイズ/税込500円)。あっさり味で豚肉特有の甘さをしっかりと感じられます。もっとダイレクトに豚肉の旨味を感じたい人には「どでか豚串」(税込420円)もおすすめですよ!
また、食後のデザートはカフェ「SWEETS」でいただきましょう。
何と言ってもインパクト大なのは、スウェーデン国旗をイメージした「スウェーデンソフト」(税込380円)! 青い部分はほのかな甘酒味の「甘酒Blue」、黄色い部分はマスカットのような香りの「エルダーYellow」。2つの味が絶妙に混ざって、唯一無二のおいしさです。
デザートといえば、併設された一久大福堂の工房で作られる「カップ団子」(税込249円)も外せません。当別町産のお米を使用したつきたてのお団子はもっちり食感で、その場で食べるも良し、テイクアウトするも良し!
お土産に最適な特産品も気になるところです。入口近くにある特産品ショップ「TOBEST SHOP」では、当別の暮らしを伝えるブランド「TOBEST」の商品などがズラリ並びます。
売り上げベストワンは「混ぜるだけ黒豆ご飯のもと」(税込540円)です。その名の通り、炊き上がったご飯2合にこれ1缶を入れて混ぜるだけで、おいしい黒豆ご飯のできあがり! 冷めてもおいしいですよ。
ここまでたっぷりと道の駅とうべつの魅力をご紹介してきました。「もうお腹いっぱい!」と思われるでしょうが、最後にあとひとつだけ伝えさせてください。
24時間利用できるトイレが、本当にきれいでピカピカなのです! 清掃が隅々まで行き届いたここのトイレのクリーンさは、密かに話題となったこともあるほど。これって実は、かなり大切なポイントですよね。
トイレまで素晴らしい道の駅とうべつ、ぜひ訪れてみてください。
<北欧の風 道の駅とうべつ>
所在地:北海道石狩郡当別町当別太774-11
電話:0133-27-5260
公式サイト:https://tobest.co.jp/michinoeki/
ライタープロフィール
北海道観光カメライター ぶちねこ
北海道の観光スポットや観光施設につながりをたくさん持ってる「ぶちねこ」です。北海道に住んでいると当たり前に思っているものでも、素晴らしい資源がたくさんあります。そんな素敵な北海道の魅力を発信していきます。
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