Domingo編集部
とある北海道民の方が投稿した、北海道の風景をモチーフにしたイラストがSNS上で注目を集めています。投稿主のあしべつ子さんは、北海道芦別市の地域おこし協力隊として活動中。移住者視点で描かれた北海道芦別市のイラストが反響を呼んでいます。
投稿について、あしべつ子さんご本人にお話を伺いました。
「人物だけでなく、背景も主役になるようなイラスト」
こちらの投稿は芦別市のどこをモデルに描いたものですか?
1枚目(左上)は芦別駅、2枚目(右上)は沢踏切、3枚目(左下)は夫婦滝公園、4枚目(右下)は野花南駅という、芦別市内の場所で撮影したものをもとにイラストを描いています。
どうして今のような活動を始められたのですか?
私は子どもの頃から独学で絵を描いていて、パソコンやタブレットを用いたデジタルイラストの制作を得意としています。芦別市の豊かな自然や歴史ある建物などをイラストで表現・発信したりすることで、市内外に住む若い世代の方々に芦別の魅力をお伝えすることができるのではないかと考え、この活動を始めました。
イラストへのこだわりについてお聞かせください。
こだわりは「人物だけでなく、背景も主役になるようなイラスト」です。また、若い世代にとって身近でなじみ深く、魅力的に映りやすいことから“イラスト“を通してまちの魅力を表現・発信しています。
芦別市の印象をお聞かせください。
芦別市の「芸術文化交流館」という施設で、著名な先生方のアトリエや作品展示を見て、芦別にはアートに親しむ風土があると感じました。そういった風土からか、イラストに対する反応もとても寛容で、昨年夏に発行した芦別市の景勝地を描いたフリーペーパー「あしべつぐらし」はいまだに市内外の方々に好評をいただいています。
芦別市への想いをお聞かせください。
さまざまな場所で自分のイラストを見かけるのは少々気恥ずかしい部分もありますが、まちの風景の一つになれたことが嬉しく、自分の描いたものが認めてもらえることがとてもありがたいです。アートに親しむ風土がある芦別市に、少しでも何か還元できるようにこれからも活動を続けていきたいと思います。
これからやってみたいことはありますか?
芦別には駅前商店街がありますが、その一角をお借りして自分のお店を持ちたいと思っています。今はまだ床の施工中ですが、来年春以降オープン予定です。ゆくゆくはイラストの事務所を経営したり、イラスト教室を開催したりすることを目標に、準備を進めています。
SNSでも大反響!
あしべつ子さん、ありがとうございました!これらの投稿にSNS上では、
「風情があって素敵!」
「鉄道のある風景いいですね!」
「これからの魅力発信も楽しみ♩」
と様々なコメントが寄せられています。
北海道芦別市の風景をモチーフにした素敵なイラストの数々。イラストに込められた地域への熱い想いに心を動かされるエピソードでした。
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ライタープロフィール
パート公務員/Webライター 吉田 清香
千葉県出身。「言葉の力で地域を豊かに!」というビジョンを掲げ、学校と地域の翻訳家(コーディネーター)を目指して奮闘中。放課後児童クラブで支援員をしながら、Webライターとしても活動をしている。新ひだか町在住。